iPad mini6も良いが、E-ink液晶の新型Kindleも良い。
発売された第11世代
Kindleが新しくなる、という事は、当Blogでも以前に記事にしたが、その新Kindle、つまり第11世代版が発売となった。
但し、搭載メモリ8GBのモデルが発売となっただけで、搭載メモリ32GBモデルは11月10日発売という事で、現在はまだ予約受付中となっている。
以前の記事にも書いたのだが、正直、今度の新型Kindleは第6世代iPad miniと用途によってはバッティングする事になる。
もちろん、iPad miniの方ができる事は多いし、価格も高いのだが、iPad miniのKindleアプリを使用した状況と、第11世代Kindle WhitePaperでは、同じ電子書籍を閲覧する事はできるのだが、使い勝手に大きな違いが出てくる。
そもそもE-ink搭載のKindleは、タブレット端末であるiPad miniと見え方も扱い方も異なる。Kindleの方がより目に優しく、かつ書籍を読むという意味では使い勝手がいい。
用途としてバッティングするが、達成出来る機能に違いがあるので、電子書籍をより扱いやすく読みたいという人であれば、専用機であるKindleの方を選びたいと思う。少なくとも私はそう思う。
なので、iPad mini6を購入したいと思っていた段階から、この第11世代Kindle WhitePaperは私の購入アイテムから除外していたのだが、iPad miniのゼリースクロール問題で、購入を控えている今の段階で、第11世代Kindle WhitePaperのレビューを見てしまうと、とりあえずコッチを買った方がいいんじゃない? と思い始めてしまった。
Oasisを超える新型
第11世代Kindle Paperwhiteのレビューを見て驚いたのは、上位機種であるKindle Oasisを超えるページ送り速度だったという事。
E-inkという液晶は、ページを送ったりして画面を書き換える際、一部分だけを書き換えるという事ができない。だから全画面を書き換える事もあって、もともと書き換え速度に難のあるE-ink液晶はページ送りが非常に遅く感じる。
Kindle OasisはそうしたE-ink液晶搭載デバイスの中では比較的高速なページ送りを実現していたのだが、今回の第11世代はその速度すら超えるものとなっている。
これは単純にスゴイ事である。この画面書き換え速度以外でも、明るさを支えるフロントLEDの数も上位機種と同等のものを搭載してきた。性能として足りていないものは、ページ送りのボタンがないという事ぐらいである。
価格も安いWhitePaperが上位機種を超える性能を持つ…Amazonは、Kindleというデバイスにおいて、上位機種を廃止し、WhitePaperに統一していく事を考えているのかも知れない。
その真偽は定かではないが、第11世代Kindle Paperwhiteの性能は示された事実は変わらない。
単純に考えても、コレは「買い」ではなかろうか?
iPad miniの今後
実は、この第11世代Kindle Paperwhiteの購入を迷うようになったのは、もう一つ、第6世代iPad miniのある噂も関係している。
というのも、Pro版が登場スルのではないか、という噂が出ているからである。
ゼリースクロール問題が出ていることから、画面のリフレッシュレートを120Hzに対応した新型液晶を搭載するPro版を計画しているのではないか? という噂が出た。
もちろんこの噂の信憑性は高くない。だが、ゼリースクロール問題をAppleが真剣に考えている可能性はある。そうなれば、少なくとも液晶パネルのリフレッシュレートを高速化するしか道はなく、そのパネルと制御コントローラーを新しくする事になる。
それをPro版と呼ぶために、他にも強化するポイントはあるかもしれないが、もし本当にそうしたモデルが発売されるとなれば、私ならおそらくソチラを購入するコトになるだろう。
だが、この半導体不足の中、新型が発売されるとなれば、供給に問題が出てくる事は間違いないし、その発売日はまだ相当先になるに違いない。
真偽はわからないが、この話を信じて第11世代Kindle Paperwhiteを購入して、iPad miniは一度見送り、という手段を執る事はできる。
こうした考えから、私の中で第11世代Kindle Paperwhiteは一気に購入のラインが繋がってしまった。
最近購入する書籍の大部分は、Kindle版を購入している事から、私からするとKindleの使用頻度は低くない。という事で、今回の第11世代がとても良い出来だったのは喜ばしい話である。