BuffaloのWi-Fi EasyMesh対応ファームウェア、公開されてた。
EasyMesh
Wi-Fi EasyMeshとは、繫ぐだけで親機と中継器同士が互いに通信しあい、網目状にネットワークを構築するという、Wi-Fi機器の繋がりを提供する、Wi-Fi Allianceの標準規格だが、このWi-Fi EasyMeshは新機種だけの機能ではなく、Buffalo製品の一部機種では、ファームウェアアップデートでこの機能に対応できる製品がいくつか存在していた。
当初は9月にこのファームウェアアップデートの話が出ていたのだが、9月末ごろまで待ってもファームウェアがアップデートされなかったので、再度確認したところ、ファームウェアは11月の公開となる延期が発表されていた。
11月中頃を過ぎたあたりに、再度Buffaloの該当ページを探したが、依然としてファームウェアがアップデートされる様子が見られず、また延期するのかなぁ…ぐらいで考えていたのだが、その後、確認するのも忘れていて、本日確認したところ、どうも11月30日付で、Wi-Fi EasyMesh対応のファームウェアが公開されたようで、該当ページでは対応済み製品にWXR-5950AX12が名を連ねている事を確認した。
Buffalo Wi-Fi EasyMesh
https://www.buffalo.jp/topics/utilize/detail/easymesh.html
まぁ…全ての機器が対応したわけではないので、完全対応済み、という事ではないのだが。
バージョンは3.30
WXR-5950AX12のファームウェアダウンロードページは以下になるが、ここのソフトウェアに新しいファームウェアのリンクがある。
WXR-5950AX12 ソフトウェア
https://www.buffalo.jp/product/detail/software/wxr-5950ax12.html#tab-link
変更履歴をみると、Ver.3.05から一気に3.30へとアップデートされている事が確認できるが、追加機能として書かれているのはWi-Fi EasyMesh機能使いのみとなっている。
動作安定性向上とかの修正が入っている事を期待したのだが、そういった事実はなさそうである。
このファームウェアVer3.30を導入すると、初期状態ではEasyMeshはOFFの状態となるようだが、以下にその機能をONにする手順が書かれている。
EasyMesh有効化手順
https://www.buffalo.jp/support/faq/detail/124146201.html
どうも、設定メニューのトップ画面からして変わるようである。
EasyMeshといえども、Wi-FiルーターとWi-Fi中継器で役割が異なるので、どちらで対象機器を使用するかによって設定は変わるようだが、WXR-5950AX12の場合は大凡中継器ではなく、Wi-Fiルーターとして使用する事を前提にしているようである。
機能追加は良いが…
WXR-5950AX12だが、最近再び調子がよろしくない。
通信途絶とはなっていなくても、特定のサイトのみ繋がっている状況で、その他のサイトにアクセスすると、ネットに繋がっていないという反応を見せるのである。
特にGoogle系は問題なく繋がっているのだが、Yahoo!のトップページは接続できなかったりするので、こうなると機器を再起動するしか方法がない。
Windows側から確認すると、通信そのものは機能していると判断するため、ネットワーク未接続とはならず、表面上は問題がないように見える。
だが、FF14なども通信途絶してしまうので、サーバから切断されてしまうし、通常のネットワークサービスのほとんどが使えなくなる。
これは有線もそうだし、無線も同じである。
こうなると、もうWXR-5950AX12を再起動するしかない。再起動すると、再び長いIPv6の接続をしなければならないので、最低でも5分近くは通信が切断する事になる。
この不安定さ、何とかならないかなぁ。
今回のファームウェアで、それらが改善される事を期待したのだが、更新履歴を見る限り、その手のテコ入れはないようである。
何はともあれ、まずはEasyMesh対応機器はかなり拡大したと言える。
Buffalo製品はモノによっては名機も存在するので、そういった機器でメッシュWi-Fiが利用できれば価格的にもメリットは大きいし、特定の高額機器を使わなくてもよくなるので、より広がりはできるだろう。
…名機でそれが実現すれば、の話ではあるが。
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