届いたので早速セッティング。だけど何か物足りない?
セッティングは簡単だけど
先日、当Blogで購入した事を記事にした「Fire TV Stick 4K Max」が届いた。
ホントはお急ぎ便でなくても昨日に届ける事はできたのだが、同時に申し込んだリモコンのカバーが翌々日でないと届かないという事で、配送日を合わせた関係で注文から2日後の到着になったのである。
本体よりカバーが遅れるって…珍しいパターンだな。
届いてみれば、実にパッケージは簡素なものである。
箱の中にはスティック状本体とリモコン、リモコンの電池、MicroUSBの電源コードとUSB タイプAコネクタのコンセント変換器、HDMIの延長コネクタ、マニュアルが入っているのみである。
必要最低限である事は特に問題はないのだが、利用する前のセッティングに私としてちょっと困った事が。
リモコン裏の電池カバーがとにかく開けにくい。コレ、すんなり開けられる人いるのだろうか?
変に力を入れすぎれば割れそうになるし、かといって力が足りないと全く開く気配がない。
グ~ッと力を入れてスライドさせていくと、少しずつフタ部分がズレてきて、ようやく開ける事ができた。しかも、この電池カバー、本体裏面の大部分を覆っているにも関わらず、電池に関係ある部分は本体中央部分だけなので、なぜこんなに大きな電池カバーにしたのかが疑問で仕方が無い。デザインの関係で電池カバーの境目がリモコン側面に沿うようにしたかったのだろうか?
とりあえず、電池を入れてリモコンを使える状態にして、本体をテレビのHDMI端子に接続、電源ケーブルを本体横につないでコンセントに接続して完了である。
あとはテレビの入力切替で、Fire TV Stick 4K Maxを接続した外部入力に合わせて表示すると、Fire TVの無線接続設定が始まり、無線LANの接続が完了した時点でファームウェアアップデートが開始、そのまま再起動後にAmazon.co.jpのアカウント登録をして完了である。
セッティングそのものは簡単だが、接続させた後のメニュー操作が慣れない事もあって、まだわからない事が多い。今行った無線接続の設定に関しても、もう一度設定しなおす事ができるのかが全くわからない。
ソニーのPlayStationとかだと、インターフェースの一定のルールさえ理解してしまえば、機能の呼び出しはそのルールに則った場所に分けられているので見つけるのも簡単だが、Fire TVはどうもインターフェースに統一感が見られない。ま、ブラウザでいつも見るAmazon.co.jpの画面に擬えて作っているのかも知れないが、マウスではないリモコン操作だと、同じインターフェースという訳にはいかないと思うのだが…。
ま、慣れれば大きな問題ではないのかもしれない。
専用ボタン
第3世代のFire TV Stick 4K Maxには、リモコンに4つの専用ボタンが追加されている。
それが「Prime Video」「Netflix」「DAZN」「Amazon Music」なのだが、コレ、利便性を考えればこの専用ボタンにYouTubeがないのはオカシクないか?
「Prime Video」と「Amazon Music」があるのは、Amazonの製品である事を考えれば理解はできるが「Netflix」と「DAZN」は専用ボタンが用意されていても、使わない人もいるわけで、それよりもほとんどの人が利用するであろうYouTubeがない事の方が、利便性を損ねているように思えてならない。
ま、YouTubeに関しては、そのアプリケーションすらプリインストールでなく、自分でアプリケーションをダウンロード、インストールする必要があるので、そのインストールの関係から最初から専用ボタンを配置する事ができない何か理由があるのかもしれないが、複数ある選択サービスのウチ、「Netflix」と「DAZN」だけが専用ボタンが最初から用意されているというのに不自然さを感じる。
この辺り、製品としてものすごく荒削りに感じるのは私だけだろうか?
インターフェースから
私は、AmazonがこういったPrime Videoなどに対する専用ハードを売り出した事そのものは良い事だと思うが、それならばもっとインターフェースは考えるべきだと思う。
ブラウザでいつも見るAmazonサイトと同様のデザインにしたのは、いつもと変わらないインターフェースを考えての事かもしれないが、そもそもいつも見ているAmazonサイトは、Amazonのサービスをメインに考えられたデザインなので、「Netflix」や「DAZN」「YouTube」など、いわゆるインターネットの他サービスを内包したものではない。
だから、Amazonサイトの内側から、外側にある「Netflix」や「DAZN」「YouTube」など外部サービスへ飛ぶリンクはもっと違うスタイルで見せないと、使い勝手がわるくて仕方が無い。
Fire TV Stickを利用する人を想定する時、Amazon側としてはPrime VideoなどAmazonのサービスを主体に考えるのはやむを得ない事とは思うものの、インターネットのAmazon以外のサービスを利用可能としている以上、インターネットに接続して利用するデバイスである事をまず最初に考えないと、実にわかりにくいインターフェースになってしまうように思う。
あと、このFire TV Stickを利用する人の多くは、AmazonのPrime会員だと考えられるが、その場合、Prime会員だと追加課金が不要なコンテンツをもっと見やすい形で示した方がユーザーサービスに適しているのではないかと思う。
パッと見ただけなので、まだ詳細な問題点はハッキリしていないが、有料レンタルコンテンツがいとも簡単にアクセスできるように見えた。コレ、間違えて課金する人が続出していないのだろうか?
ま、注意深く確認すればよいのだが、何となく不用意に課金してしまうような気がした。
Amazon側からすれば、課金してくれる方がありがたいのだろうが、Prime会員向けのハードウェアと考えた時のユーザーフレンドリーさは、もう少し配慮があると良いように思う。
とにかく、注意して確認したい部分である。
今回購入した「Fire TV Stick 4K Max」は、その名のとおり4Kテレビに対応するデバイスなのたが、私は現時点でフルHDのテレビに接続している。見た感じ、とても綺麗に見えているし、アクセスもサクサクと動き快適である。
HDRにも対応しているようなので、それらに対応したテレビで見ればより綺麗に見える事は間違いない。あとはそれらのコンテンツをストリーミングできるだけの回線速度が確保できれば、快適なPrime Video環境となるはずだ。
そういうものが5,000円程度で購入できたのだから、良い買い物だったと言えるだろう。
有料コンテンツに課金をすれば、もっと使い勝手の良い環境となるのだろうが、そこは使う側の課金と視聴できる時間とのバランス次第、といったところではないだろうか。
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