新PCを組立てたが、問題は収集した素材データの保管場所にある。
PCを更新する度に思う
新PCを年始に組み立て、運用を開始してそろそろ1ヶ月が経とうかとしているが、いくつかの問題はありつつも、大凡移行は終わりにさしかかってきた。
こうして移行をすると、毎回思うのが、その素材データの保管に関してである。
USB3.0接続の4基の外付けHDDユニットを持っていて、これをメインPCの外付けHDDとして利用しているが、これも実は内蔵させるHDDの容量を見直さないといけない時期にきていて、しかもUSB接続なのでメインPCが起動している時でないと使えないというのが、今は問題になっている。
素材系なので、できればネットワークに接続したNASなどにデータを入れて置ければ利用しやすいのだが、このUSB3.0の外部ユニットを導入した時は、NASがまだ高くて敷居も高かったため、スタンドアローンで使用出来るものではない機器の導入を行った。
しかし、今回新PCを入れ替えてみて、改めて考えたとき、これがもしNASだったら…と思う事が多々出てきた。というのは、ノートPCを自宅に持ち帰ってきた時に、データの扱い方の利便性がまるで違うからだ。
メインPCを必ず稼働させなければならない現環境は、できれば見直したいところである。
NASは結構高い
ただ、NASは価格的に見ると結構な価格になる。
SynologyやQNAPのNASキットを購入するとHDDが入っていないので、これらは別で購入する事になる。キットだけで2ドライブなら3万円未満といったところで、これに別で購入するHDDが2基上乗せされる。搭載するHDDの容量にもよるが、大容量にしようと思ったらHDD1基でもそれなりの値段になる。
NASで、保存するデータをどこまで保護するかで、必要となるドライブ数も変わるので、NASを設置する時にはまず何をNASに求めるか、という事を明確にした方がいい。
データ保全を第一に考えるのであれば、ミラーリング機能を重視した方がいいだろうし、単に大量のデータを複数のアクセスで利用したいと考えるなら、ストライピングで高速化させるのも手だろう。
ただ、ストライピングは片方のドライブが故障すると全てのデータが破壊されるので、複数のHDDを一つの論理ボリュームとして利用する方法もあるだろう。
NASの機能にそういった機能さえあれば、使い方はいろいろである。
私の場合は…どちらかというと、一つの大きなボリュームとして使えるNASがあればその方がとても有りがたいのだが…。
そういう使い方だったら、2ドライブのNASでもよいのかもしれない。
LANの速度
ただ、NASのLANのリンク速度には注意したい。
最近は2.5GbpsのLANで接続できる製品が増えてきてはいるし、モノによっては10Gbps接続のNASも存在する。
速ければ速いほど良いのだが、その分価格は高くなるし、そもそも繋げるためには2.5Gbpsや10Gbpsに対応したスイッチングハブが必要である。
最近は2.5Gbpsのスイッチングハブくらいは手頃な価格で買えるようになったと思われるが、それでもそれなりの価格である。
そうしたハブや対応LANケーブル、NASを全て揃えて購入するとなると、価格的には結構な価格になるのではないかと思う。
PCをスタンドアローンで使用する時は、こんな事を考える事はあまりないが、複数PCで大量のデータを共有して使用する時はローカルでNASなどを利用する方法が必要になるので、ある程度ネットワークの知識を持つという事も良い事ではないかと思う。
ま、設備にお金もかかるワケだが、場合によってはスマホからもデータを読めるように使えるので、利便性は結構あるのではないかと思う。