前回は2022年2月22日だった。あれから1年半も経過していたのか…。
突然やってきた震え
本日の夕方、梅雨の雨で比較的ひんやりしている気温だったとはいえ、逆に湿度が高くて蒸し暑いなんて事をいう同寮がいる中、私は一人、ガタガタ体を震わせ始めた。
オカシイ…。
こんなに寒気が来るなんてここ最近なかった事だが、この寒気が来るパターンは翌覚えがある。
念の為、非接触の体温計で体温を測ってみたら、36.8度という、いつもより高い数値が出た。
この時点で私はもう予見していた。これは熱が来るぞ、と。
そう、あの蜂窩織炎(実際にはそこに至る前の感染症)が再びやってきたのだろう。
とにかく体の震えが止まらない。
定時で帰る事ができなかったが、残業を30分ほどして後、退社したのだが、その時間は母のデイサービスの後の訪問ヘルパーの来宅時間とクロスしてしまう関係から、多少時間をずらすひつようがあった。よって車の中で30分ほど休んでいたのだが、その間も体の震えは止まらなかった。
結局、震えに耐えるのも辛くなり、そのまま帰宅すると、ちょうと訪問ヘルパーが家から帰るところだった。タイミングはそう悪くはなかったようだ。
そのまま自宅に戻り、母親の様子をみるが、母親自身が私の異常に気がつき、心配そうな表情をしていた。
母は失語症にはなったが、私の言っている言葉は理解はできている。
高熱が出るだろう事を説明し、面倒を見るにしても不手際があるかもしれないと伝え、とりあえず2時間だけ先に寝させてくれ、とお願いした。
この時点で、私の体温は38.5度に達していたので、解熱剤を服用、そのまま体を休めた。
結局、1時間30分後に目が覚め、熱は何とか37.5度程度に収まった事を確認したが、何よりよかったのは、体が汗で凄い事になっていたという事。
高熱が出ると、汗すら掻かなくなるのだが、汗が出る事で解熱が期待できる事を知っている。なので20時30分に起き出して、その日やるべき事を開始した。
介護でやるべき事
訪問ヘルパーさんのおかげで、母の食事などはもう滞りなく終わっていたのが幸いし、あとは私の食事と母の食後のデザートなどの準備、また母の寝る前の薬の準備、そして洗濯などが私のやるべき事だった。
だが、体が平気な時は何てことのないこの家事が、熱があるというだけで地獄の作業に変わるのだから溜まったものではない。
特に自分の食事を準備するというのは、食欲もあまりない事から、面倒極まりない話。
なので、今日に限っては冷凍食品に頼ることにして、時間と手間を省いてしまった。
その間、熱を測ってみると、37℃台に留まっている時もあれば、38℃台に突入したりする事もあったりと、とにかく安定しない。しかもやはりというか、左足の脛からふくらはぎにかけて真っ赤になっている。これはもう蜂窩織炎の前兆で私がこういう事態になると起きる現象なのだが、それが明確に目に見える形で現れ始めた。
ま、この感染症は、通常の風邪なんかと違い、抗生物質を処方しないと熱は絶対といっていいほど下がらないので、病院に行くまでは悪化しないようにするというのが、最善策ということはわかっている。
なので無理をしない程度に家事をこなすことにして今日という日を終えた。
介護と家事
蜂窩織炎…というか、そこに至るまでの感染症というのは、私の場合、定期的に発生する症状だということは以前から判っていた事だが、約1年半の間、起きなかった。
その間に私は介護という生活に突入したので、今まで気づかなかったのだが、介護する側がこういう事態に陥ると、それはもう大変なことになるんだな、ということがよくわかった。
被介護者が病気になるということは、要介護者にとっても危険であるということを考えると、私は自分の健康にもっと留意しないといけないんだと改めて思った。
というわけで、とりあえず明日は病院に行くことにしよう。
発熱しているので、コロナを疑われそうだが、なんとか表面的に熱が出ていなければ説明はできるだろう。
いざとなったら足を見せれば、赤く腫れているので、これが原因だということは判って貰えるだろうから。
それにしても…抗生物質って特定できないから薬局に市販薬がないってことなんだろうな。
市販薬であれば、突然こういうことが起きた時に対処できるのだが、そもそもが医師の診断が必要なものというのが厄介である。
何とか市販薬で凌げる病気だといいのに…と思ってしまう。