今回のPCアップグレードで余ったもう一つのパーツ。
8コア16スレッドの標準品
昨日のRTX 4070 Ti SUPERと同じく、今回のメインPCアップグレードで交換したRyzen7 7700Xが手元に余る事になった。
AM5のCPUなので、処理的に前モデルよりはずっと処理性能に長けているのだが、今回私が新たに導入したRyzen7 7800X3Dと比較すると、単純にL3キャッシュが少ないだけのモデルになる。
ただ、動作クロックに関しては7700Xの方が上のところもあるので、処理する内容によってはこちらの方が性能が上と言えるかも知れないが、特定用途では7800X3Dがバケモノじみた性能を叩き出すので、型としては下位に属する。
このCPUが余っている、という事自体、ある意味贅沢な話ともいえるが、ウチにはAM5スロットをもつマザーボードが他にないので、現状とては利用する事ができないものになる。
正直、これを売却してしまってもよいのだが、現在のオークション価格だと35,000円前後という価格になるので、売却した方がよいのか、それとも手元に置いておき、mini-ITXなどのマザーボードを入手して2nd PCの流れに持っていく事を考えればよいのか、正直迷ってしまっている。
もしこれが7700といったTDP 65W品なら迷っていなかっただろうと思う。
7700Xは1TDPが105Wと中途半端に高めに設定されているので、こういう時の扱いがちょっと難しい。
ただ、Ryzen 7000シリーズのデスクトップ版は、この7700XのようなTDP 105W品から始まっているところもあり、ある意味これが標準品。
再利用とするのか、売却するのかは、未だ結論の出ない話である。
取り外したAK620も
Ryzen7 7700Xと一緒に使用していたCPUクーラーであるAK620も、その処遇を考えねばならないパーツである。
取り外す際にも丁寧に取り外したという事もあり、再利用にも困らないパーツである事は確認済みである。
能力的にはかなりの高性能CPUを冷却できる性能があるので、搭載するスペースさえ確保できるようなら比較的万能な使い方ができるクーラーである。
正直、これも売却という手段が執れないわけではないのだが、おそらく売却となれば売価は3,000円程度になってしまう。実際の利用価値から考えると、それはあまりにも安すぎると思える(新品ならAK400並だ)。
なら自分で使うか、となるが、CPUクーラーはソレ単体で使用する事はまずないので、前述のRyzen7 7700Xと一緒に利用するか、となる。
そうなると…要するに7700Xも含めて手持ちで持ってろ、という事か?
実に中途半端な話である。
余剰パーツをどこまで保持できるか?
ちょっと前だと、私も余剰パーツだけでPCが一台組めるようなパーツ保持状態だった。
しかし、今の私は余剰パーツをあまり持たなくなった。いや、持てなくなったのだ。
結局、ビデオカードなどは価格が高すぎて余剰状態にならない時代になったという事である。
そんな中での7700XとAK620の余剰パーツである。
余らせて保持する事もできなくはないが、その他に余剰パーツがあるわけでもないので、即座に再利用という事は不可能だ。
そうなると保持するという選択肢はひじょうに採りにくい。
メモリやストレージ、マザーボードなどが別に用意できれば、保持する意味も大きいのだが…。
パーツ交換そのものは終わったものの、事後処理が決まらない。
新規に一台増やすのと異なり、中身だけを入れ替えるというやり方は確かに少ない予算でグレードアップはできるものの、余ったパーツの処遇に関して考える必要が出てくる。
ま、価格問わずに売却で処理できるなら問題にはならないのだけど。