まだ完結もしていないガンダムユニコーンのBD-BOXの発売が決定した。
但し、第3巻までのBD-BOXとして…。
(゚Д゚)ハァ?
何で第3巻まででBD-BOXが発売されるんだろう?
しかも、価格的には1巻から3巻までの単品合計金額を合計した価格と全く同じ。
そもそもBOXにする意味がわからない。
何を意図してメーカーはBD-BOXを発売するのだろうか?
ちなみにこのBD-BOXには単品にあった特製スリーブは付属しない。
その代わり3巻まで収納可能なアートBOXが付いてくるわけだが、つまりはそれだけらしい。
前述した通り、特製アートBOX付きというだけのこの製品に、一体どんな意味があるのか?
これは私の予想なのだが、第1巻の余剰在庫がかなりあるのではないだろうか?
ガンダムユニコーンの第1巻のBD Discは、発売してすぐに品切れとなり、その後、初回限定版を増産した経緯がある。
私も発売日に買わなかったワケだが、その後、Amazon.co.jpに注文をしたが、届いたのは初回限定版だった。
いわゆる通常版ではなく、初回限定版の発売後の注文がかなりの数で出ていたハズで、それはAmazon.co.jpだけに留まらず、ほとんどの小売店に言えるワケであるから、生産側からすれば、いくつ作るとか無関係にディスク媒体を生産したのではないかと。
ともすれば、スリーブを後生産にしてしまい、トールケースとそれに入れる印刷物、ディスク本体だけが過剰生産され、余剰在庫となった可能性も否定できないのではないか?
この予測でいけば、第1巻はかなりの数が残った可能性がある。
もしそうならば、その余剰のBD Discを売り切る方法を考えねばならない。
そうなったとき、浮上するのがBD-BOXである。
ただ、全巻まとめたBOXを発売するまでにはまだまだ時間が掛かるだろうから、そこまで倉庫に保管するのも難しい事から、短期で売り切るためにハーフBOXならず1~3巻BOXを出す事にしたのではないだろうか?
まぁ、予測の域を出ない話ではあるが、私の前々職のからみで言えば、そう外れた話ではないように思う。
人気ある作品の動向を読むというのはかなり難しい為、気がつけば生産数が全く足りないなんていうのは、ある意味うれしい悲鳴ではある。
だが、それによって生まれた計算外の落とし物を何かで吸収しようとすれば、消費者からは予想がつかない製品が発売されるものである。
もっとも、そういう予想不可能な製品を発売に踏み切れるという事そのものが、コンテンツに力のある作品に限られるワケだが、ガンダムともなれば、そういう製品が世に生まれても、消費されていくのである。
問題はその消費に対して、メーカーがあぐらをかかないか? という事である。
売れる事が消費者をないがしろにし始めたときコンテンツが崩壊し始めるワケで、ガンダムというコンテンツの生命線でもあると私は考える。
今回発売されるBD-BOXが、その崩壊シナリオの突端になるとは思わないが、願わくば、今回のような対応は辞めて欲しかったところである。