今まで買い続けてきたコンソールを今度こそ買わないかもしれない。
PS5の必要性
PlayStation5(PS5)に関して、私は数年前から購入したくても買えないという事を言い続けてきた。そして半ば諦めた形で状況を見続け、途中メインPCの入れ替えをしつつ、改めてPS5を考えるわけだが、今の状況を考えると、もう私にはPS5の必要性はないのではないかと考えるようになった。
PS4の時からもそうだったのだが、ハードウェア的にx86アーキテクチャで作られるようになったPlayStationは、細かい仕様こそ違うものの、中身はAMDのRyzenシリーズと言えるもので、開発されたゲームも、ライセンス的な問題がなければSteamやEpicなどのプラットフォームでPCゲームとして発売されるような状況になってきた。
しかもPlayStationの大元であるSonyがゲーミングデバイスを発売するに至り、いよいよPlayStationである必要性が見えにくい状況となった今、改めてPS5が必要なのかと考える。
PS5は、ゲーム専用ハードウェアなので通常のPCと比較してある程度ゲームを稼働させる上で有利な仕組みも存在する。だが、搭載しているコア性能などに関して言えばPCと比較しても同じ指標で評価できるので、今私が持つメインPCの性能と比較した上で、それでもPS5が必要かを改めて考えてみたい。
PS5の性能はどの程度?
まずPS5に搭載されているAMD製APUの仕様を確認してみる。
Zen2アーキテクチャのCPUを8コア搭載し、RDNA2ベースのGPUアーキテクチャコアを40CU搭載していると言われている。もっとも40CUは物理的に搭載されているというだけで、実情は32CUが有効化されているとされる。
また、Ryzen特有のInfinity Cash、L3キャッシュが非搭載となっていたり、浮動小数点パイプラインを256bitから128bitにカットダウンしてコストダウンを図っていると言われる。
メインメモリはGDDR6という本来ならGPUに搭載される事が多いメモリを16GB搭載しており、コンシューマ機としてはメモリ搭載量は多いと言える。
総合的に見て、Ryzen7 3700相当のCPUとGeForce RTX 2060 Super程度のGPU性能を持つとみてよいだろう。
ベンチマーク結果だけ見れば、GPUはRTX 2080程度とも言えるが、実際の出力性能はベンチマークほど出ていないのが実情なので、おおよそRTX 2060 Super程度と見て良いだろう。
そう考えると、今の私のメインPCはといえば、Ryzen7 7700XとRTX 4070Tiと、性能的には段違いに上なので、PS5を性能で買う利用は何もない事になる。
…ま、判ってて比較したのだが、PS5をもし購入するとなれば、別の所に付加形を求めない限りは無駄だと言える。
ゲーム機という概念でなく、PlayStationとしてのプラットフォーム機という側面で考えないと、比較はできない…そういう事なのだろう。
あとは発売タイトル
性能だけで見れば不要と判断したが、問題はほしいタイトルがPCゲームとして発売されるかどうか、というところも問題になる。
昨今のゲームは、クロス開発が主流と言えそうなので、特別契約で縛られない限りは、開発メーカーは複数のプラットフォームでタイトル発売する。
ところが、コンソールを発売しているメーカーからすれば、有名どころの売れ筋タイトルは囲い込みたいわけで、発売から半年~1年は他プラットフォームで発売しないでほしいなどの内容で契約したりする事がある。
だが、それも期限付の事がほとんどで、ある程度の期限が過ぎれば他プラットフォームでも発売される事がほとんどである。
そう考えれば、よほどの事がない限りはPS5がなくてもゲーミングPCさえあれば何とかなるのではないかと考えられる。
しかも最近ではコンシューマ機の無線コントローラーはPCとBluetooth正続できるのが当たり前になって生きている。なので、コントローラだけ買ってきてそれをPCに接続すれば、操作性もかなりPlayStation関係に近づけることができる。
実際、PS4のDUALSHOCK 4はSteamでも設定を自前で持っているレベルなので、おそらくPS5まDualSenseも設定を持っているのではないかと思う。
もっとも、設定など持っていなくてもPCに認識させる事はできるし、使い勝手で困る事はまずないだろうと思われる。
この先、PS5でなければならない、というものがどれだけ出てくるのか?
Sony自体が、PlayStationというプラットフォームをどう考えていくのかという事にも繋がる話だが、PCで困る子とがないのなら、私はPS5の購入は見送る事になるだろうと思う。
最近メインPCをミドルクラスのスペックに買い替えて、同じ問題に悩んでます。
グラボの性能が高くても起きると言うスタッタリング問題が、アクション性の高いゲームだとストレスにならないかが心配です。
ゲーム専用機だと、コンパイル済みのデータを使うからスタッタリングは起きないんだと何処かで記事を読みましたが、果たして私のPCのスペックではどうなのかが分かりません。
今更PS5を買うよりもPCでプレイ出来れば越したことはないのですが…と思いつつ、取り敢えずPS5版AC6の予約はしときました。
ううむ、悩ましい…。
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コンシューマ機の方がスタッタリングが発生しないというのは、単純にモニタに伝送するデータ量がPCゲームよりも少ないからで、当然データ量が少なければ、映像品質は低い事になる…と言えます。
コンシューマ機であってもPCであっても、基本的に処理されるデータは最適化されたデータが伝送されるので、スタッタリングが発生する理由は伝送データ量の大きさに起因するところだけだと思います。
この場合、NVIDIA コントロールパネルの「3D設定の管理」のところにある「垂直同期」を「高速」の設定にすれば、ティアリングを防ぎつつ、ビデオカードの性能に応じたリフレッシュレートでモニタが表示してくれます。
このビデオカードの性能に応じたリフレッシュレートでモニタが表示できるようにするために、モニタの最高表示リフレッシュレートに近い状態にゲームソフト等の表示品質に合わせてやれば、スタッタリングはほぼ防げます。
もしどうしても映像品質を高い状態を維持したい、となれば、多少スタッタリングが出てしまう覚悟は必要かも知れませんが、フルHD解像度程度であれば、GeForce RTX 3060Tiほどの性能なら、ほぼ映像品質を触らなくても問題はないように思います。
表示解像度がWQHD以上となると、120Hzを下回る事が増えるかも知れないので、多少スタッタリングを感じるかもしれません。
ソフト側がDSLLに対応していれば、それを使う事でリフレッシュレートは稼げますので、スタッタリングはさらに意識しなくても済みます。
それでもどうしてもハードウェアの性能を使い切った上で表示品質を全て整った状態にしたい…というのなら、PS5を選択するというのも方法ではあります。少なくとも開発元が全てを調整しているハズですから。
しかし、Intelの20コアCPUとRTX 3060Tiの性能はPS5よりは確実に上を行くので、私はPS5よりもPCゲームを選択する意味はあると思います。
ま、私個人の見解ですけどね。
あ、それと忘れてましたが、NVIDIAのG-Syncで制御できている場合は、モニタの性能がビデオカード性能を大きく下回らない限りはビデオカード側の表示にモニタ側を合わせるので、ティアリングやスタッタリングは気にしなくて良くなります。
私はウルトラワイド液晶モニタで144HzのG-Sync Ultimate対応モニタなので、表示品質を120Hz基準に合わせて使用しています。全く気にならないレベルで使用できてますよ。
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