普通に生活できるという事がどれだけ恵まれた事なのか?
介護はココが難しい
梅雨があけるかどうかというこのタイミング、私にとっては非常に難しく、また悩みが出てくる状況になってきた。
というのは、自宅で介護状態にある母の問題である。
ベッドで寝たきりになっているにも関わらず、基本一人で自宅にいるので、室内温度のコントロールがとても重要になるのだが、残念ながら今の母は自分で全てのコントロールができない。
一応、お昼時と15時、17時30分にヘルパーさんが入る事になっているが、その間の2時間30分くらいの間に気温が大幅に変わると、室温調整をどうするかがとても悩みどころなのである。
家自体が機密性のとても低い建屋だという事、クーラーも古いという事、扇風機の操作もベッドからは難しいという事、どれをとっても、母が一人でどうにかできる問題ではないというのが、私を悩ませる。
特に今年は電気代が上がるという事もあって、できれば冷却グッズなどで切り抜けたい部分はあるのだが、母がこういう状況だとそういう事も言っていられない。
また、ヘルパーさんにしても、どのタイミングでクーラーを入れればよいのか、扇風機ばどのように配置すればよいか、風量はどれほどにすればよいのか? と、基準を作らないと迷ってしまう。
という事で、今まさにその問題に直面している。
まずは温度計か
とりあえず、ヘルパーさんに指示を出すとしても、室内温度がハッキリしないと説明が付かないので、それがわかるようにしないといけない。
というわけで、室内に置くための温度計を物色しはじめた。
視認性がよく、誤差の少ない温度計でありつつも、できれば室内温度の経過がわかるようなものが良いと考えた。
とにかく、その場に私がいないので、情報が足りない。なので、少しでも記録として残る方が私にとってはありがたい。
というわけで、選んだ製品は、TANITAのTT-580という温湿度計である。
コイツは、一日の温度の経過がグラフで表示されるので、温度のピーク時間が見て取れる。しかもこの記録は最長6日前まで遡れるので、過去の判断ミスがどういう時にやらかしたかを見直せるというメリットがある。
たかが温湿度計だが、されど温湿度計である。
これで熱中症を避けられるなら、安い買い物である。
肝心の空調として…
家自体の問題があるので、大きな改変はできないと判っていても、クーラーは新しくした方がいいのかなど考えてしまう事はある。
しかし、ベースとなる建屋があまりにも古く、クーラーを買い替えるだけの意味を感じないところが非常に厄介な部分である。
引越しを考えないでもないが、今まで住んでいた環境にある物資の量がハンパない物量なので、それらの処分をまずどうするかという事を考えないと引越しすらマトモにできない状況にあるのも問題である。
何もかもが後手に回っている感じがあるが、実際、活動できる存在が私一人になった段階でそうした問題に直面している状況なので、後手に回っていて当たり前の話。
残念だが、問題は一つずつ解決するしかない。
今はネットで一人で調べられる時代になっているのは有りがたいが、いざそれを実行するとなると、中々一人でという訳にはいかない。
最近になってそういった事を実感するようになった。
人は一人では生きていけないという事なのかもしれない。