ELECOMからWindows8に対応するタッチパッド付きの無線キーボードが12月中旬に発売される。価格は8,431円なのだが、何で価格がこんなに刻みになっているのかはわからん…。
本体右側のテンキー部分がタッチパッドになっていて、ドライバをインストールすればタッチパッドとして利用できるようになる。
アプリの切り替えなど、Windows8はチャームを呼び出して操作する事が可能だが、そういった動作がこのタッチパッドで可能になる、という事である。
2本指や3本指を使ったジェスチャー操作も可能だが、ワンタッチでタッチパッド面にプリントされている10キー操作にする事ができる。
キーボードのキーはパンタグラフ式で、ストロークは1.5mmとちょっと浅く感じるかも知れない。見ての通りキーボード自体はアイソレーション式でキーピッチは19mmと一般的な幅は確保されている。
最近増え始めたアイソレーション式は、掃除などのメンテナンスが楽なのはいいが、タッチが浅い為に使いにくいと感じる人もいるかもしれない。私自身、メカニカルキーボードを使用していると、アイソレーションタイプは今一つつ買いにくいかなと思うが、ある意味ノートパソコンなどのキーとして考えればアリだと思う。
無線仕様であるため、レシーバはUSBの2.4GHzを使用。電波到達距離は非磁性体上で10m、磁性体上で3mとなっている。
レシーバ本体は小型で、使わないときは本体に収納できる。
本体の電源は単3形電池×2で、動作時間は約4カ月となっているため、ヘビーに使おうと思えば一ヶ月くらいで電池交換となるだろう。この辺り、eneloopなどの充電池での使用とした方が使い勝手はいいかもしれない。
Windows8の普及はWindows7と比較して随分と遅れているといわれている。
おそらくほとんどの人がWindows8の恩恵を受けられないからではないかと思うが、結局はWindows8はチャームを呼び出しての使い勝手が目玉であって、それ以外であればWindows7で困る事がない。
スマートフォンのような使い勝手を目指している事はわかるが、まだまだ時期尚早という感じがあるため、思った程普及はしないように思う。
逆を言えばWindows9くらいでアプリケーションの整備が徐々に進み始め、Windows10くらいでスマートフォンとの違いがなくなる…そんな感じではないだろうか?
何はともあれ、今Windows8へと進んだ人は、このキーボードでWindows8の機能の一つが使えるようになる。
そういう人には選択肢の一つになるのではないかと思う。