ようやくというか、iPhoneでMS Officeのファイルが扱えるようになった。
今度はiPhoneもOK
もともと、米国、それもiPadではOffice 365のサブスクリプションでMS Officeのファイルを扱う事が出来ていたのだが、日本ではそれも無理な状態だったため、対応されるのを待つ状態だった。
これができるのとできないのとでは、単純に確認作業に差が出てしまう。そう、別に資料作成という作業が出来なくても良いのだが、確認作業そのものをするためにも、従来はPDF変換した後にPDFでの確認をしなければならなかった。
このPDF変換さえできれば問題がないじゃないか、と言ってしまえばそれまでなのだが、それが何ファイルにもなると、この変換という作業だけに大変な時間を割くことになる。しかも編集できるわけではなく、ただ閲覧するだけ、である。
流石にコレではあまにも無駄が多いというわけで、いつしかPDF変換にて出先で確認する、といった事を全くしなくなった。
できるならそのままの形式で扱えたら…。
おそらく多くの人がそう思ったに違いない。
しかし、遂に先日、iPhoneにも対応したiOS用のMicrosoft Officeが公開された。しかも基本無料での展開である。サブスクリプションだった以前のものとは大きな違いである。
この画像は、iPhone6 plusを横にした時のMS Excelのキャプチャである。表示されている内容は私の会社の業務フローの一部である(多分読めないだろうけど)。このように、通常のセル表示だけでなく、図形等もクッキリ表示されている。これでようやくビジネスで使えるかな、という感じである。
ただ、これを4インチくらいの液晶サイズで見ようとするのは、ちょっと厳しいかもしれない。実際iPhone6 plusでも「ちょっと小さいかなぁ」と感じるくらいである。
それでも内容の確認をしたりする分には十分な作りであるため、これはコレで実用的とも言えるだろう。
本命は…
今回iOS用のMS Officeが発表されたが、基本的なアプリとしてWord、Excel、PowerPointが発表されたワケだが、本命のアプリはPowerPointではないかと思う。簡単なイメージを出先で作り、仕上げを戻ってからPCで作り込むという手段を執れるのは実に有り難い。
WordやExcelは小さな画面で作り込むにはちょっと骨が折れそうだが、PowerPointならイメージを構築できるだけでも資料作りとしては大きなポイントになる。
実際に使ってみなければ分からないが、移動中という今までデッドリータイムだった部分を有効に使うツールとしては便利に思える。
とりあえず基本的な使い方をする分には無料で使えるため、iOS使いはもっと置くと良いアプリだろう。
One Driveとの相性は抜群なので、そちらも有効に使って行ければ良いだろう。
お薦めである。