結構前から欲しいと思っていたモノがある。
それが真空管アンプ。
私は真空管アンプの本当の良さをあまり知らないというのもあるが、真空管アンプ=高級品というイメージしかないため、価格的に手が出ないという思い込みがある。
で、それがホントに思い込みでない事実もあるわけで、何とか手の出せる真空管アンプはないものか?といろいろ物色してたり…。
それで実は数年前から目を付けているものがあった。
ELEKITのTU-870という真空管アンプで、電子工作キットになっている。
自作するしか手の出る価格帯に乗ってこないというワケだが、それでもトランジスタにはない暖かみのある音は出るみたいで、それをいつか買って作ろうとか思っていた。
しかし、TU-870が生産中止になるという噂を聞いて、マジかよ!と、もう買えなくなるなぁと思ったら、一部リニューアルしてTU-870Rという型番になり、再発売されるらしい。
6BM8真空管ステレオパワーアンプ[TU-870R]
とりあえずTU-870Rは買えるみたいだが、調べたらもっと欲しいものが出てきた。
元々コッチの方が欲しかった、真空管ヘッドホンアンプがELEKITにあったのである。
真空管ステレオヘッドホンアンプ【限定生産】[TU-882]
限定生産という事で既に入手できないかと思ったらそうでもなさそうで、ネット通販とかで何とかなりそうな感じ。
ただ、価格が3万円前後と普通に考えればやっぱり高い。
いや、ホントは真空管を使ってる事を考えると安いんだが、絶対価格を考えると高いかなと。
でも音にこだわりのある人だと、多分安いと言うだろう。
それが価値観というものである。
なぜ電子工作キットなの?と言われるかもしれない。
たしかにその通りなのだ。
完成品買えば手軽だし、完成度が高いのは分かっている。
だが、ここは手作りであるところに意味を見い出したい。
その昔、真空管を利用するものは殆どが自作だった時代があるらしい。
今では考えられないが、テレビですら自作が可能だった時代があるそうである。
そういう、自作テイストは年々薄れていき、今ではプラモデルすら作られない時代になり、完成品のアクションフィギュアが当たり前の時代になってしまった。
だからこそ、私はちょっとだけ時代を回帰しようかなと最近思い始めた。
手軽なところでホントはプラモ作りに戻ろうかと思ったのだが、どうせなら使えるものを作ろうと、電子工作キットに目を向けた。
そうしたところ、そういえば過去に電子工作キットでアンプ作りたいなと思ってた事を思い出した。
TU-870を初めて知った時の事だ。
自分で作るアンプという言葉の響きに、自分でも作れるだろうか?という不安と期待を感じた事を思い出した。
そしてネットで調べる事数時間。電子工作キットで作れる実用的なものが結構ある事を知ったワケである。
ELEKITから発売されている音楽系のキットは、どれもそれなりに実用度の高いものと言える。
TU-870Rの方が、多分TU-882よりもちょっと難しいかもしれないが、価格は2万円台半ばまでで買えるだろうから手が届きやすい。
まぁ、どっちにしても必要なものとして、はんだごて、六角レンチ、やすり、カッター、はさみ、ラジオペンチ、ニッパー、ドライバーと、今持っていないものもあるため、他にも出費は必要になるだろうが、継続して作っていければ大した出費にはならないだろう。
逆に電子工作というスキルを手に入れられるかもしれない。
…スキルという程のものではないかもしれないが。
とりあえず今の私の懐具合から簡単に手が出るものではないのだが、視野に入れていきたいものである。
今使ってるBOSEのPCスピーカーでもしっかりした音は出るのだが、時代回帰とちょっとしたおしゃれのために真空管アンプを目指したい。
…多趣味は金がかかる orz
本当にもう、スタパさんみたいな仕事に就いたほうがいいのでは?
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スタパ斎藤氏は趣味と仕事が両立した人として、たしかに理想的だとは思う。
物欲も…多分金があれば負けないほど持ってるとは思う。
ただ、私の文才では彼の人には叶わない。
ストーリーの持って行き方といい、行間の見せ方といい、私はまだまだ未熟モノだ。
つまり、仕事にはならんのですよ orz
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