スローンとマクヘールの謎の物語

 最近、私のNDSソフトプレイと言えばラブプラスを始めたぐらいで、ドラクエIXも止まってしまい、何となく面白みに欠けてきた感じ。
 ラブプラスも目標としたキャラクターを中締め攻略(?)した後はやる気もなくなり、そのまま放置されている。
 ラブプラスのコンセプトは基本的にヌルい恋愛シミュレーションモドキと私は思っているし、ゲームという感覚からは程遠い為、もともとやる気が出るような仕組みではない。
 なので、なんか消化不良気味の状態だったため、面白そうなソフトはないかな? と物色していたら、9月3日にレベルファイブから“スローンとマクヘールの謎の物語2”というソフトを見つけた。
 2というからには前作があるだろうと思い、さっそく知人に聞いてみたら手元にあると言うので、ちょっと借りてみた。

 推理する事を大前提とした謎解きゲームであるため、そういうのが好きでないと続かないゲームである。


 この“スローンとマクヘールの謎の物語”は水平思考推理ゲーム(Lateral Thinking Puzzles、略してLTP)と呼ばれる著名な作品“ウミガメノスープ”という作品が元になった推理ゲームである。
 ウミガメのスープとは、ポール・スローンとデス・マクヘールの考案した水平思考パズルの書籍の事。
 ゲームの内容としては、1人が出題者となり、他の人が解答者として出題者の問題に対する質問を行っていく。出題者はそれに対してYesかNoという返答をして、解答者たちは出題者の返答を元に状況を推理していくという流れ。出題者は基本的にYESかNOでしか答えることはできない為、解答者は質問自体もちゃんと返答をある程度予測した上で質問する事になる。
 LTPとして紹介される際にウミガメのスープがよく聞かれるが、このウミガメのスープという作品は、そもそも誰が考案した問題なのかが分かっていない。ただ、LTPとしてもっともポピュラーなタイトルであるため、この作品名がよく使われる。
 NDS用の“スローンとマクヘールの謎の物語”は、その書籍の中から選ばれた作品をゲーム化したもの。なのでDSから出題される質問に対し、質問に使う言葉を組み合わせて質問を作り、それの回答をもって推理していく。
 推理した結果は、いくつかの質問に答える形で解答となり、問題を解いていく感じになる。これは実際にやってみた方が理解が早いだろう。
 いくつか問題をやってみたが、質問を作るという言葉遊びがなかなか面白いし、何よりそこから推理する事が楽しい。
 レイトン教授シリーズなどが好きな人には結構ハマるゲームかもしれない。まぁ、開発元も同じレベルファイブであるため、ディレクターの好みの問題なのかもしれない。
 とりあえず前作をプレイしているが、結構面白い事は間違いない。
 ゲームとして唯一の問題は一度クリアすると二度目は答えが分かってしまっているという事。つまりやりきりのゲームである。
 それでも推理ゲームがやりたいという人にはかなりマッチングするゲームだと思う。
 私的にはぜひ2の続編もやってみたいところである。
 公式サイトにはWeb体験版もあるため、気になる人は一度やってみてはどうだろう?
公式サイト
アタマニア「スローンとマクヘールの謎の物語」

http://www.atamania.jp/nazostory/

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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