これでメガドライブミニの収録タイトル30本が決まった。
思い出の大魔界村
私がメガドライブを購入した時、同時に購入したタイトルは大魔界村だった。
メガドライブでアーケードゲームの移植だったワケだが、その移植のクォリティの高さに驚いたのを覚えている。
元々難易度の高い大魔界村だったので、クリアできたのかと言われると、実はクリアできなかったのだが、今年9月に発売されるメガドライブミニに、この大魔界村が収録される事が決まった。
個人的にはとても嬉しい情報であり、コレなくしてメガドライブは語れないだろうと思うタイトルだけに、一安心である。
このタイトルが移植できた、というだけで、メガドライブの性能の高さを証明したようなところがあるが、さすがは16bitのMC68000である。このあたりの抜かりはない。
今回のメガドライブミニに搭載されるCPUが何になるのかはわからないが、現在では再現するのはそんなに困る事はないと思われるが、とりあえずコレを収録してきた事によって、メガドライブミニのひとつのベンチマークになるように思える。
ストリートファイターII
正式には「ストリートファイターIIダッシュプラス CHAMPION EDITION」だが、これが収録される事になった。
当時対戦格闘ゲームは完全に市民権を得ていて、ゲームのコントローラーが6ボタン仕様になったのはこのストリートファイターIIの影響によるものと言っても過言ではない。
このストリートファイターIIをどれだけアーケードゲームに近づけて再現できるかがこの頃のコンシューマ機の性能の指標だと言えた。
その中でもメガドライブがかなり高いレベルで移植されていた記憶がある。もともと扱えるスプライト数が多かった事もあったり、BG画面が複数あったりと基本スペックが高かった事がその要因だが、個人的には色合いがとても良かった記憶がある。
再現度はかなり高いと思われるため、期待して良い一本になるのではないかと思う。
その他にも
今回発表された10本のウチ、残り8本は以下。
ロックマンメガワールド
ゴールデンアックス
ザ・スーパー忍
ファンタシースター 千年紀の終りに
ストーリー オブ トア ~光を継ぐ者~
タントアール
パーティークイズ MEGA Q
幽☆遊☆白書 魔強統一戦
ゴールデンアックスが収録されるであろう事は想像に難くなかったが、幽☆遊☆白書 魔強統一戦が収録されたのは意外だった。
というのは、この作品は当時のメガドライブで4人同時プレイが可能なタイトルで、専用のコントローラータップを使う事でコントローラーを4つ繋ぐ事で4人対戦を可能にしていた。
今回のメガドライブミニも、バッファロー製のUSBタップに対応する事となり、その4人対戦が可能になるとの事で、当時と同じ環境でプレイできる事が公開された。
ミニシリーズでレトロタイトルを復刻してきた製品の中で、ここまで対応したものは他にはない。セガらしい拘りを感じる。
残る10本
こうなると、気になるのは残る10本がどんな収録タイトルになるかという事である。
まだ出てきそうで出てきていないなと思えるタイトルがいくつかあるが、個人的には「Advanced大戦略 ドイツ電撃作戦」を収録してくれると有り難いと思っている。
メガドライブの「Advanced大戦略 ドイツ電撃作戦」は、数ある大戦略シリーズの中でも、バランスが取れていて名作と名高い一作である。今までのタイトルがアクションやRPGが多い中、SLGが収録されても良いのではないかと思っている。
現代戦を扱ったものとして「スーパー大戦略」というのも良い。軍事モノでSLGが収録されるといいな、と思っているのは、きっと私だけではないだろう。
また、今回の幽☆遊☆白書 魔強統一戦のように4人同時プレイが可能なのであれば、ガントレットも収録してほしい一作である。洋物ゲームの中ではかなり面白い部類に入るし、折角の4人同時プレイなのだから、それを活かせるタイトルをチョイスするのも悪くない。
また、これは可能性が低いのだが、ヴァーチャレーシングが移植されるといいなぁ…と思っていたりする。ただこれはカートリッジ内に専用の処理チップを入れて対応していたものなので、メガドライブミニで再現できるとはちょっと考えにくい。僅かな希望にかけて6月発表の残り10本を待つことにしよう。
それにしてもメガドライブミニは他機種から比べて随分と充実しているな、という感じである。
コレ、今後サターンミニとかも出るのかなぁ…