AndroidベースのSIMフリー携帯。
機能限定
un.mode(アンモード)というブランドから、SIMロックフリー携帯電話「phone01」が店頭販売された。このun.modeというブランドは、住本製作所のブランドで、本機は同社がメーカー、W.H.Oが販売元として取り扱われる。
発売が確認されたのは秋葉原だが、店頭価格は7,480円(税別)で、取扱いのあるカラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッドの3色となる。
「phone01」は、2G・3G通信に対応した携帯電話で、表面上部に2.4インチのカラーディスプレイ、下部に物理キーボタンを備えたストレート端末。機能としては通話とSMSに機能を絞っており、搭載するOSはAndroidベースのオリジナルOSを使って制御している。
元々クラウドファンディングのMakuakeで先行販売を募り、目標金額の70倍近い1,300万円兆の資金を集めた人気機種である。
本機の対応周波数はW-CDMA 800/2,100MHz、GSM 850/900/1,900MHzとなっている。搭載するSIMカードスロットは1基で、称するSIMサイズは標準SIMサイズ。SIMフリーだが対応する回線から国内大手キャリアへの対応として、NTTドコモとSoftBankの3G回線に対応し、auのSIMカードは使用できない。
なのでMVNOの対応も自ずとNTTドコモとSoftBank系に限られる事になるが、どちらかといえは本機の使い方としては主にコチラになるだろうと思われる。
他機能として、Bluetooth 4.0に対応し、microUSB、microSDカードスロット、イヤホンジャックのインターフェースを持つ。
他の使い方として
この「phone01」だが、前述したようにNVMO回線で使用する事がメインになるだろう事は想定できるのだが、携帯電話として売られている以上、基本はSIMカードによる通信ベースで使われるものである。
だが、個人的にコイツがBluetooth 4.0に対応しているのなら、コイツがスマホなのどのBluetooth子機として使用する事ができないのか? という事が気になる。
最近のスマホは徐々にその大きさが大きくなる傾向にあるが、それが電話として使用するには不向きな方向に向かっていると言える。
以前、私もiPhone6 Plusを使っていたときは、その大きさから電話のしにくさがあり、WILLCOMのPHSをBluetooth子機として使用していた。
iPhoneXに切替えてからは、大きさが以前より小さくなった事で、子機は使わなくなったが、それでもスマホはやはり電話としては使いにくいところがあり、できれば専用端末が欲しいところである。
もし「phone01」がそうしたスマホの子機として使える個体なら、SIMカードを契約せずとも使えるわけで、使い方としての幅は広がる。
公式サイトにマニュアルが公開されていたので、そうした子機の機能があるかどうかを調べてみたが、Bluetooth機能はあるものの子機として使用できるかは不明であった。
un.mode 公式サイト
https://www.un-mode.com/
タブレットとの併用
個人的にこの「phone01」の存在は現在のスマホの在り方とちょっとズレた位置にあると思う。
私の知人にガラケーとタブレットを使ってスマホは使わないという人がいるが、通信端末としてガラケーを使い、情報端末としてタブレットを使用する、という使い方をしているという。
ある意味、この使い分けこそ正しいのではないかと思うことがある。
使いやすい懈怠対電話と、使いやすい情報端末。
この使い分けで双方が快適に使えるなら、その方がその人にとっては幸せである。
それに、情報端末側はタブレットなので電子書籍としても使用する事ができるサイズ。まさに使い勝手は広がるといったところである。
スマホサイズであれば電子書籍として使うには小さいし、電話として使うとすれば物理ボタンがない事で使いにくい。
ある意味、スマホが一番中途半端なのではないかと思えてくる。
この考え方に賛同できる人は、ある意味「phone01」は注目アイテムと言えるのではないかと思う。
ん~Bluetooth子機として使えればいいんだが…。
このアタリ、分かる人は教えて欲しいものである。