6月の初め頃に経済誌などに話題に出たが、エコカー補助金が7月中にも終了する見通しの様子。当初は9月までという話だったが、結局それまでは予算がなくなってしまうという事で、新車買い換えの牽引の効果はかなりあるようだ。
このエコカー補助金という制度、個人的にはその申請に至るまでの過程はどうも納得がいかない所がある。
というのは、エコカー補助金は車が納車されてから申請しなければならないワケで、その申請には車輌登録の届出が必要であり、要するに人気車を購入した場合は予算があるウチに納車されずに補助金を受けられなくなるケースがあるという事。
補助金は購入者を後押しする目的で用意されているものなのに、それがあるからこそ購入を決めた人が、結局給付されずに終わってしまうというケースが発生するというのは、どうもこの補助金の目的が違う所にあるように思えてならない。
まぁ…言わなくても分かっている。この補助金は購入者の為のものではなく、実際には自動車メーカーの為のものだという事だ。
だが、購入する消費者サイドからすれば、どうも納得がいかない話だ。
国が投入するという事は、当然税金が使われているワケだが、それが国民に降りるというよりは企業に降りるわけで、それ自体問題がないように聞こえるが、要するに企業の都合で国民が切り捨てられる可能性があるという結果が、どうにも納得できないのである。
以前Blogにも書いたが、私も車の買い換えを検討している。
購入する車はHONDA“N BOX”を予定しているが、私がセレクトしようとしているCustom
Turboはエコカー減税対象外のようで(サイトにエコカー減税のマークが記載されてないんだよね…含まれてないって事なのか?)、7月中に終了してしま
うだろう補助金は私には無関係。
なのでどうでもいいって言ってしまえばそれまでだが、同じ車を購入しようと考えている者として、どうもこの補助金の構成に納得ができない。
どうして国はこんな制度にしたんだろうか?
車輌登録の届出がないと不正受給する可能性がある…という事なのだろうか?
でも途中でキャンセルしたなら、その申請そのものもキャンセルにしてしまえば良いように思うのだが…。
要するにそうした手続きなどが面倒…(大変という表現の方が適切か?)という事なのだろうが、国民の視点で考えれば、タイムラグで受けられなくなる人が出る方法の方がよほど問題だと思うのだが、やはりそういう視点でモノを視るという事はしないのだろうな、きっと…。
さて…私は今週末にでもディーラーに行って、N BOX Custom Turboが補助金対象外なのかどうか聞いてくるとしようか。
違うとは思うが、念のために…。