パトレイバー。
個人的に好きな作品の一つであり、アニメやマンガそれぞれにちょっとした違いがありつつも上手く融合していた変わった作品の一つである。
またスピンオフ作品として“廃棄物13号”なんて作品も作られ、これは劇場公開されるまでに随分と難産だったという逸話もある。この“廃棄物13号”に関しては、私は東京国際映画祭で初公開となる時、渋谷へ知人と見に行った記憶がある。なかなかチケットが取れないという状況の中…偶然チケットが取れたのである。
このパトレイバーが実写化する、という話は以前から話題に上がっていて、撮影が開始されているという噂も出ていた。何と言っても実物大のレイバーが目立つため、どうしても目撃情報が出てくるのである。
この新たに作られる実写版、ようやく製作記者会見が行われた為、タイトルが“THE NEXT GENERATION -PATLABOR-”という事が判明した。
完全新作オリジナルとして構成され、内容は世代交代した登場人物たちの活躍が描かれるのだという。2014年4月より全12話のドラマを7章に構成して順次劇場にて上映し、2015年には長編映画を公開するビッグプロジェクトだというから、意外と大がかりな製作。正直、驚きである。
監督はシリーズ通して制作してきた押井守氏で、2体で数千万円という実物大パトレイバーの製作は監督のゴリ押しだという事が判明。CGでなく実物(リアル)に拘ったところは、マニアなら何となくその拘りが分かるのではないかと思う。…ま、これが正解だったかどうかは、興行収入でわかるだろう(爆)
THE NEXT GENERATION -PATLABOR- 公式サイト
http://patlabor-nextgeneration.com/ (現在はサイトは消滅)
(映像はバンダイチャンネルhttps://www.b-ch.com/titles/4072/にて閲覧可)
他、キャスト等は公式サイトを見て欲しいところだが、その中で一つ絶対に忘れて離らない人がいる。
シバシゲオである。このキャラクターは千葉繁氏を登場させる為に作られたキャラクターと言われていて、そのキャラクター性から考えてもこの人以外に割り当てることなど不可能ではないか? と私ですら思えるキャラクター。さて、誰が割り当てられたのかと見てみたら…なんてことはない、本人だった(爆)
やはりシゲさんに代わりはいないという事だろう。
とりあえずアニメのノリと同じになる…となるとそれはそれで大丈夫か? と言いたくなるし、かといって雰囲気をまるで変えてしまうとそれはパトレイバーではなくなるワケで、その作りが非常に気になる一作。
押井監督の手腕に期待しつつ、公開を待ちたいところである。