終戦記念のこの日、進駐軍の国にある公式も認めた問題が発覚。
フリーズ
8月初旬に配信されたWindows 10 Anniversary Updateを導入する事で、インストールしたPCがフリーズを起こすという問題がMicrosoftに報告されているらしい。
本件は米Microsoftの公式フォーラムにMicrosoft自身が描き込んだもので、報告例は少数ながら、アプリやデータをOSと別パーティションに保存したSSDドライブに今回のWindows 10 Anniversary Updateを適用した時にフリーズする可能性がある、というものである。
このような症状になった場合、セーフモードであれば問題なく起動させられるようだが、通常起動では回避する術がないようで、アプリやデータをOSと同じパーティションに移動させる事で本問題を回避できるらしい。だが、最近はこのSSDを利用するケースが増えていて、OSとデータで領域を使い分けて使用している人も結構いるんじゃないかと考えた時、この問題は非常に大きな問題になるんじゃないかと思ってしまう。
実際、私も基本的にはOSの領域とデータ領域とて物理的にストレージを変えている。少なくともマイドキュメント等は物理的に違うドライブに設定しているし、ブラウザなんかのクッキーなども別ドライブに保存するように設定している。
米Microsoftが今回の問題で言っているアプリやデータが、こういうデータの事を指していない事はわかるが、実際問題どのデータを指しているのかを明確に言えない以上、この問題は小さな問題として片付ける事はできないと思う。
回復方法
とりあえず、本問題は現在Microsoftでも対応を進めており、アップデートがあり次第、フォーム上に報告するとしている。
それまでの回避策として、Windows 10 Anniversary Updateのインストール後、10日以内であれば以前のビルドに戻すことで対処するしかないようである。
方法としては、設定の中の「更新とセキュリティ」から「回復」して「以前のビルドに戻す」に進んで「開始する」をクリックすれば、以前のビルドに戻す事ができる。
なので、起動不可になってしまった人はこの手順で何とか凌ぐしかないだろう。
細かい問題が多いWindows10
私がWindows10に更新したのが5月9日だから、既に3ヶ月が経過した事になる。
その間、致命的な問題には遭遇はしていないものの、いくつかトラブルに見舞われている事実がある。
Microsoft Edgeにおいて文字入力ができないという問題にぶつかり、調べて見たらATOKなどMS-IME以外だとそれらを再インストールしないと認識しない問題があったり、DirectXが更新され、以前のDirectX9.0cで動作していたアプリケーションの一部に致命的な問題が出てみたり…数えれば細かい問題が結構あったりする。
まぁ…今回はWindows7からのアップグレードという、従来の私なら絶対にやらないクリーンインストール以外の手法をとったという事もあるが、トラブルと無縁でいられる程、Windows10が超安定しているという事は言えないように思う。
OSの規模がこれほどまでに大きくなると、全くトラブルとは無縁でいられる事などないのかもしれないが、Windows7の時の方がトラブルはずっと少なかったように思える。
MicrosoftはWindows10への移行を今まで以上に強く、そしてしつこく、そして強要とも言うべき手段で促してきた。であるなら、その責任の下、トラブルへの対処は細心の注意を以て行っていく義務があると私は思う。
確かに違うOSをサポートし続けるコストと労力は計り知れないものがあるのだろうが、Microsoftはそれを商売としてきた以上、OSを売って巨額の富を得てきている事実があるのだから、このサポートはその巨額の富の中で処理しなければならない問題である。
たしかに今もMicrosoftは対処するべくサポートを続けているのもわかるが、問題は起きてからサポートするのではなく、大きな問題となる前に対処する体制が必要だという事である。
ネットという通信手段を得た現代、こうしたトラブルに対して考え方が甘くなっている企業がものすごく増えているように思えてならない。
Windows10への更新
7月29日でWindows10への無償アップグレードが終了した…と公式には発表されているが、実は今も無償でアップグレードできる手段が存在している。
私も詳しくはしらないが、indows10のISOデータ等を入手し、クリーンインストールする手段の中で、Windows7/8.1のプロダクトキーを入力してインストールすると無事Windows10のインストールが完了する、という話も聞いた(私は未確認)。
アカウントサーバの問題なのか、それとも意図的なのかはわからないが、Microsoft自体にも穴だらけなシステムで管理されている事実…これを世間の人はどう思うだろうか?
まぁ…その穴だらけのおかげで得した、という人もいるかもしれないが、あれだけ「延長はあり得ない」とまで言っていた無償アップグレードが、ずるずるとその後もできる状態にある事をそのままにしている事態も、体制としてどうかと私は思う。
システムが大がかりになったからかもしれないが、ここ最近のMicrosoftの体制は以前よりずっと悪くなっているように思えてならない。
まぁ…元々よくないという人も多いかも知れないが(爆)
どっちにしても、Windows10は今後のスタンダードである事は間違いがなく、多数の人が使っていくプラットフォームで、細々したトラブルとはずっと付き合っていく事になるだろう。
今回、致命的なトラブルに見舞われた人は少々残念な結果ではあったが、これから先の事を考えると、今回の件もその一連の一つという事であり、受け入れて使っていくしか方法がないのかもしれない。
もしこれに耐えられない、というのなら、もうプラットフォームをMacなどに移行するしか道はないが、おそらく今後はMac OSも似たような事例で埋まっていく事になるのではないかと思う。
システムが巨大になり、便利になるという事は、反面こうしたトラブルとは無縁でいられなくなる、という事なのだから。
私は昔ながらのHDDなので、この問題は起きないと思いますが、まだ全部のアプリを確認した訳じゃないので影響範囲は見えてなかったりします。
古いプリンターのドライバーが存在しないことに後で気付き、やむ無く買ったキヤノンのMGシリーズが直後に新型発表されるなんて事がありましたが、概ね問題なしです。
プリンターはぐぬぬですが、仕事の精算書等に使うので新型発売は待っていられないし、買い換える良い機会だったので無問題。
しかし、久々にOSアップグレードなんてやりましたが、なんかスッキリとしません。
どこかに問題が潜んでいるんじゃないかって疑惑の方が大きいですw
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以前から比べれば、MicrosoftのOSも随分と熟れてきたな、という感じはします。
なので、大きなトラブルもなくアップグレードできてしまう現実が、釈然としないと思う人もいると思います。…まぁ、私なんですけどね(爆)
SSDも随分と安くなったので、今度はSSDをオススメします。容量単価も安くなってきたしね。
もしそれでも心配とか思うなら、次はハイブリットHDDですよ。少なくとも読み出しの速度は劇的進化しますよw
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