お金もないのに考えるだけは考える。
インターフェースを新しくしたい
来年第1四半期に、メインPCの入れ替えをする予定だったが、現時点ではその話が確定できない状況になってきた。
要するに「他のものに予算を回す」という事なのだが、現時点でその可能性が高い、という事であり、最悪半年~1年先延ばしにする可能性が現時点で濃厚である。
だが、Ivy Bridgeをさらに1年先延ばしで使い続けるという事に、実は幾分か不安を感じているところもあり、自分の中では結構悩みになっていたりする。
何故不安を感じているのか? というと、それはCPUの処理能力というよりはマザーボードのI/Oまわりに問題を感じているからである。
私のメインPCでは、AsMedia製のUSB3.0コントローラーとIntelのUSB3.0コントローラーがマザーボード上に混在していて、Intel製コントローラーの方が2口と少ない。これが問題で、AsMedia製コントローラーは動作的に不安なところがあったりして、結局AsMedia製コントローラーのUSB3.0は稼働率が悪い。
そこでRenesas製のUSB3.0コントローラーを拡張ボードで増設しているのだが、コイツを増設している関係から、ビデオカードのPCI Expressスロットがx16で動作しておらず、x8動作に留まってしまっている。これもmicroATXという拡張スロットの少ないマザーボードを選んでしまった報いなのだが、とにかくUSBを中心とした拡張I/Oなどのスペックに幾分かの不安要素がついて回るという状態にあったりする。
なぜmicroATXを使いつつも拡張性を必要としているかというと、扱うデータが多岐にわたり、外付けHDDなどを多用しているからに他ならない。
マザーボードそのものの拡張性がもっとあれば、こんなに悩むまでもないのだが。
データをPCの外に置く?
そうしたインターフェースの問題を解決するとなると、実は一番良い方法はデータをPCの外に置くという方法である。
つまり、NASを導入してPCと切り離してしまうという事である。
LANで接続した全く別のマシンにデータを管理させ、メインPCはそこからデータだけを扱うとしてやれば、マザーボードのインターフェース問題は多少軽くなる。
まぁ、私の環境ではそれをしても、キャプチャユニットの関係でビデオカードのx16動作問題は解決できないのだが。
NASを導入するとなると、今なら何が最適なのか?
最近だとNASキットを購入し、それに組み込むHDDを自分で別に用意する、なんてやり方が良いらしい。
ちょっと前だと、I-O DATAやBuffaloのNAS製品を導入というスタイルだったが、最近はSynologyやQNAP、NETGEAR、ASUSTORといった海外メーカーが台頭してきていて、こういうメーカーがNASキットを発売している。
いろいろ調べて見たが、今ならSynologyかQNAPが良い選択かもしれない。
ただ、このNASキットだけでも価格は2万円台半ばから3万円弱程度は考えておいた方がよく、これにHDDを購入するとなるとやはりそれなりの価格には発展する。
それでもメディアデータなどはNASに保存しておくことで、PC以外からもアクセスできるようになる事を考えると、NASを思い切って導入するというのも悪い選択ではない。
QNAP優勢か
SynologyやQNAP、NETGEAR、ASUSTORと先程話に出したが、現在だとQNAPが候補としては優勢かもしれない。
Synologyも悪くはないのだが、QNAPはスペックから見ても1ランク上の性能を持っているし、安心感も高い。
しかもつい最近、搭載CPUを更新した新モデル「TS-x31Pシリーズ(xにベイ数が入る)」が店頭に並ぶようで、更なる高性能化が期待出来る。
旧製品と比較すると、CPUコアが新しくなり、1.4GHzデュアルプロセッサだったものが1.7GHzデュアルプロセッサに変更されている。これだけでも単純にIPCが向上するわけで、より早いアクセスが可能になると考えて良い。
またQNAP製品はハブなどが対応していれば、LANを2口使った「リンクアグリゲーション」を適用する事もできるため、Synology製品などから比べれば確実に1ランク上の性能を手にできる。
という事で、現時点ではQNAP製品を選択する意味はとても大きいだろう。
ま、私がねらうとすれば、2ベイ構成の「TS-231P」が今一番トレンドな製品になるだろう。
まぁ、ココまでの話はNAS導入を大前提とした話になっているわけだが、予算を何にどこまでつぎ込むかという話は、またどこかで決め直す必要はあるかもしれない。