先日、試しにモンスターハンターフロンティアに登録してみた。
ハンターレベル2までは無料で遊べるらしい…という話を聞き、それならばと登録してみた。
実際、プレイしてみようとログインまでしたのだが…操作方法がかなり特殊で、今ひとつピンとこない。
なのでそのまま放置中。
ま、MMOじゃなくてMORPGであるため、食いつきそのものが薄かったんだが…。
で、ちょっと考えてみた。
私が本当にやってみたいオンラインゲームって何だろう?と。
現在はLineage2がメインでパンヤをその合間にちょろっとという感じ。
パンヤは単純に息抜きゲームになってしまっているので、今のスタンスでも何ら問題はないが、Lineage2は私が本当にやりたいゲームなのだろうか?とちょっと疑問に思わなくもない。
他に選択肢がないから…という感じで続けているに等しいし、かといってやめられるかというとそうでもない。
ただ、ハッキリ言えることは、私が本当にやりたいゲームとは違うという事。
この部分はここ1年ずっと思っていた事である。
じゃあ何がやりたいのよ?という事になるが、それが明確にならないのである。
女神転生IMAGINEが期待していた出来とはずいぶんとかけ離れていたのが致命的だったのだが、もう一つクリティカルに致命的なタイトルがある。
Universal Centuryである。
ガンダム好きならまず最初に目がいくであろうタイトルだが、そのスケールが企画段階からあまりにも壮大すぎて、開発側が全くそれに追従できていないという、あまりにも酷いオンラインゲームである。
ただ、正式サービス開始からかなりの時間が経ち、ちょっとずつではあるものの改善されつつある状況も見て取れ、あと2年もすればまともなゲームかなぁ…などと思っていたら…
2007年12月15日午前10時をもちまして、正式サービスを終了いたします
http://www.universalcentury.net/
やはり参加者が少なすぎたなれの果てか…
メカモノがやりたいという気持ちはある。
しかし、それはジャンル的な問題であり、本当に遊びたいシステムであるとかそういうレベルの話じゃない。
オンラインゲームの本質的な作りと、そうしたジャンル的な問題は別次元の話だ。
だからこそ「本当に遊びたいオンラインゲームって何だろう?」と考えるのである。
人によっては対人戦がすべてという人もいるだろう。
人によっては大規模戦(多人数で一つの目標を目指すもの)という人もいるだろう。
人によっては、世界が時間を伴って流れている事を実感できるゲームという人もいるだろう。
オンラインゲームのほとんどは、それらを内包しているにもかかわらず、それらを感じさせることができないモノも多いのである。
個人的にキラータイトルがなかなか打ち出しにくいという部分がオンラインゲームの足かせになってるのではないかと思っている。
法外な開発費を投じて、人が集められないかもしれないというケースは、企業なら必ず避けたいパターンだ。
正直、ガンダムという大きな看板を背負っていたUniversal Centuryがコレである。
本当に遊びたいオンラインゲームに出会える確率は、今後もどんどんと下がってくるに違いない。
じゃあ、どんなのがいいのさ?と夢を語れというのなら…それはそれで難しい話じゃない。
システムの問題はあるものの、私はこのタイトルなら比較的人が集められるんじゃないか?と考えているものがある。
それがPower Dollsである。
しかも狙うのはPower Dolls 1~2の作品世代だ。
異常な盛り上がりを見せたあのタイトルなら、コア層にはかならずウケるし、このタイトルが欲しいと願っている人も多いハズだ。
MMOが無理ならMOでもいいと思う。
モンスターハンターフロンティアがMOを採用したのは、コンシューマ版のおもしろさを十二分に理解しての事だと思うし、Power Dollsもそれに習ってもいいかもしれない。
提案だが、NPCとの戦闘を主体にするクエスト部分のみをMOとし、戦争(対人戦)にする部分をMMOという風に分けてもいいと思う。
あとは操作などのインターフェース部分と、画面をどう描画していくかの問題だ。
これらはロストプラネットあたりが良い参考例になるかもしれない。
正直、オンラインゲームは企画・開発側の問題よりも運営側の問題の方が大きい。
企画・開発側は、多分いろんなアイディアを持っているハズだ。
だが、一度始めてしまえばちゃんと収益を上げなければ、開発もそうだがサービスは続けられない。
まるで鶏が先か卵が先か?という問題に非常に似ているが、人集めのために法外な開発費を必要とするのに、法外な開発費を投じるために人集めの確実性が欲しいという問題が現実問題なのである。
これらをクリアするためにも、ユーザーサイドの声を十二分にあつめられる体質が必要なのである。
そしてそれこそが、多分私の本当に遊びたいオンラインゲームを作るための必須条件なんだと思う。
私がその分野の仕事にとどまっていれば、まだまだそうした動きに貢献できたかもしれないが、今となってはただBlogでそのことを訴えるしかできない。
誰か、本当に私が遊びたいオンラインゲームを作ってくれ…