こう暑いと、空冷のPCもヒートアップして冷えてくれないのが現実。
CPUは暑くなっても45℃止まりだからまだよいものの、GPUは68℃を前後する日々が続いている。
側面からのダイレクト吸気&PCI周辺のダイレクト排気の2種のファンを増設してこれなのだから、もしこれらを増設していなければGPU温度は70℃を超えていたかもしれない。
ウチのPCは前面からHDDに向けて吸気ファンが1基あり、HDDの直後にマザーボードへと吹き入れるファンが1基、そしてCPUファンとケースファンがそれぞれ1基ずつ搭載されている。これに前述の2種のファンがあるため、電源ファンを含めれば計7基のファンが稼働している事になる。
このウチ、外気を直接取り込むのが2基のみで、他は排気およびケース内循環用のものになる。
イマドキ、これぐらいのファンの数はそんなに珍しくもないだろうが、これでケース内を40℃以内に収めるには、もちろん室内温度もそれなりに低くなければならないワケだが、それであっても難しい事だという事は言うまでもない。
基本的に私の部屋は(私がいる時は)室温が26℃前後をキープしているハズだから、ケース内を40℃以内に保つ条件はクリアしているハズだ。
だが思いの外GPU温度が高いのがネックで、GPUをどう制御するかでケース内温度が変わるのだろう。
正直これ以上のファン増設はナンセンスだ。
だとすると…今以上に温度を下げるには、もう水冷しか道は残されていないのかもしれない。
水冷も最近では昔ほど敷居が高くない製品が多くなってきた。
搭載して3年間はメンテフリーとかそういうのもある。
だが、私的にはそういうのはどうも信用できない。
どちらかというと、冷却水を追加しなければならないとか、手間がかかる方が安心できる。
そういう意味ではZalmanのResarater系は私好みに間違いない。
特にResarater 1シリーズは、外付けのタンクに直接水を入れるというがさつさがとても気に入っているし、青い巨塔というニックネームも良い感じ。
後発の製品は青い巨塔ではなくなったが、それでもそのインパクトと性能はちゃんと継承されているし、製品としては実によくできている。
ただ、ここ最近Resarater系の話を聞かないところを見ると、製品的にはもっと高性能で安価な製品があるのかもしれない。
どちらかというと、Resarater 1系は水冷の黎明期に登場した製品だから、時代後れになっているのかもしれない。
そうした簡単になってきたと言われている水冷について一つだけ確実な事が言えるなら、いくら簡単といっても空冷の絶対的安心感には程遠いという事だ。
リスクが高いからこそ、手が出しにくいものなのである。
高性能と引き替えに発生する熱。
夏場さえもうちょっと涼しければいいのだが…