ロストプラネットのトライアル版をインストールしてみた。
このゲームは数少ないDirectX 10対応のゲームタイトルであり、そのグラフィックスの美しさはまさに世界最高峰と言えるものである。
その世界最高峰レベルのグラフィックスを、ウチのPCで再生したらどれぐらいのパフォーマンスを発揮するだろう?と、ちょっと気になった。
LOST PLANET EXTREME CONDITION 無料体験版DLサイト
http://jp.slizone.com/object/lostplanet_jp.html
新PCに移行する際、DirectX 10を意識しなかったわけではない。
だからGeForce8800シリーズを組み込む事にしたわけだが、それでも予算的にGTXを購入する事ができなかった。
GTSの320MB版と性能的にはあまり変わらないが、発熱量が少ないという理由で640MB版のGTSを買ったのだが、パフォーマンスだけを言えばGTXと結構な差をつけられているようで、ロストプラネットでそれがどう響いてくるかが気になったのである。
前述サイトからDirectX 9版の体験版をダウントロード、インストールしてみた。
結構なサイズだが、光回線を入れている今であれば、ダウントロードは苦にならない。
インストール先はシステムにあまり影響を与えたくないという理由からCドライブは避けた。まぁ、Cドライブからパーティションを切っただけのEドライブに入れたので、パフォーマンス的には何も変わらないだろう事は予測できる。
いざ立ち上げてみると、フルスクリーンでゲームが立ち上がり、実に質素なタイトル画面が出る。
設定項目は操作方法ぐらいで、画質に関する部分はないようだ。
遊ぶ事もできるのだが、とりあえずパフォーマンスが知りたいだけなので、テストだけやってみた。
ゲーム画面はたしかに美しい。
雪のエフェクトが実に印象的で、ホントに寒そうな感じに見える。
このエフェクトだけでもフレームレートが50台と60フレームを割り込む。
そこに敵が出てきたりすると、描画は48フレームぐらいにまで落ち込んだりする。巷で言われているだけあって、かなりハードルの高い作品だという事がよくわかる。
最終的に雪のシーンは平均55フレーム。最高フレームは78フレームで、最低は38フレームだった。
続いて洞窟シーンへと進む。
中心から周囲をぐるぐると視点が回るだけの短いシーンなのだが、これまた結構ハードな描画が続く。
最初から50フレーム前半しか出ない。回る度に敵の数が増えてきて、フレームレートが落ちまくる。
それでも一度洞窟内を描画してしまえば、後は敵の数だけの問題。
徐々にフレームレートも回復していき、最終的に平均54フレーム。
最高で57フレーム、最低で48フレームという感じだった。
テストはこの2シーンのみである。
平均的に50フレーム以上は出そうな感じだ。
実際にプレイしてもコレくらい出ていれば問題ないんじゃないかと思う。
ただ、ロストプラネットの神髄はやはりDirectX 10である。
8月17日から、製品版ではDirectX 10用のパッチがリリースされるのだが、そのパッチ適用後はより美しく、より最適化されるという。
残念ながらDirectX 10で動作させるにはOSがWindows Vistaでなければならないのだが、この組み合わせが正に世界最高峰と言うべきスタイルである。
現時点でのVistaはまだまだ問題が残っているため、OSをVistaにする事に抵抗がある人も多い(私もそうだ)。
なので、とりあえずVistaのServicePackが出てから、この最高峰に挑戦してみようかな…と思っていたりする。
覚えていたら、ね(爆)