NDSが我が家にやってきたはいいが、とりあえず遊ぶソフトもコレというものがない。
一応、逆転裁判は昔から好きだったため、ベストプライス版で逆転裁判~蘇る逆転~は購入した。
このソフトはGBA版に対して1話多く入っており、後々の伏線を含んだ作品という事でやっておきたい一作である。
だが、逆転裁判そのものはNDSらしいソフトというワケではない。
たしかに一部タッチペンを使用する事は可能だが、使わなくても可能な設計であるため、NDSらしいかといえばそうでもない。
おそらく、タッチペンを使ったNDSらしいソフトを追求していくと、任天堂から発売されているタイトルが一番可能性が高いハズ。
だが、それは逆に言えばゲームというよりはNDSが新たに開拓したジャンルが大部分を占めているように思われる。
まだゲームでタッチペンを必須とするタイトルはそう多くないのが実情のようである。
その中にあって絶対と言えるタイトルは、おそらくゼルダ~夢幻の砂時計~ではないかと思われる。
これは移動、攻撃、アクションのほとんどでタッチペン使用…というか、タッチペンでのみ操作するようなタイトルである。
まさにNDSらしいといえばらしいタイトルだが、Amazonやその他サイトのレビューなどを見ていると、いろいろ問題もありそうなタイトルでもある。
何と言ってもボリュームが小さいらしい。
実験的な要素も多く、やっていて面白いと感じる人も多いものの、逆に従来からかけ離れている操作体系からストレスになる…という事らしい。
まぁ…NDSらしさだけを追い求めればこのソフトが最上位にくるのだろうが、たしかにレビューの言っている事もわからなくもない。
で、私としてはこのタイトル以外で狙い目は何か探してみることにした。
だが、ゲームの面白さと両立しているソフトというのがなかなか見つからず、結果として私が以前から注目していたソフトしか候補に挙がってこないという結論に至った。
つまり“世界樹の迷宮”と“レイトン教授と不思議な町”である。
この2タイトルをとりあえず何とか手に入れる方向で考えていきたい。
ただ、いろいろ探っていくウチにこれは買っておいてもいいかなと思ったのが、脳トレシリーズである。
まぁ…パズル的思考モノは嫌いじゃないし、ベストセラーという事ならもっておいてもいいかもしれないぐらいに考えているが、たしかにこのジャンルはNDSらしいタイトルと言えば、らしいタイトルである。
結局、NDSが爆発的に売れた背景には、こうしたジャンルのタイトルがあったからであり、NDSを支えているタイトルはまさにこの系統という事になる。
ゲームの面白さの本質的な部分は、実はPSPとあまり大差ないような気がしてならない。
それに画面だけ見ていればPSPの高解像と比較するとあまりにもNDSは解像度が低く、画面の美しさという点においてPSPは5年ほど先を進んでいるような感じさえする。
ゲームという、ビジュアルがかなり重要な要素を占めるジャンルの場合、やはりこの解像度という部分は結構大きく響くのではないかと思う。
とりあえずNDSにはNDSの、PSPにはPSPの利点弱点があるが、ゲームという部分に特化してみれば、両者とも差がないという事かもしれない。
ユーザーインターフェースを最重要視するか、ビジュアルを最重要視するか、ゲームにとってはどちらも大切な要素であり、そこに差はない。
この両者はそうした均衡の中にあるのだろう。