初音ミクの話題ばかりになってしまうが、初音ミクというVOCALOIDを知れば知るほど、その凄さと可能性が見えてきて面白い。
なので今回新たにVOCALOIDというカテゴリーを作った。
12月には新しいVOCALOIDキャラクターが生まれるから、今後も話題は尽きないことだろう。
で、その初音ミクだが、最近になってニコニコ動画の方では“坂本ミク”という名前が目につくようになった。
これは声優(と区分できないかもしれないが)坂本真綾に初音ミクが合成された名前なのだが、要するに坂本真綾の曲を歌う初音ミクと解釈できる名前である。
実際、坂本真綾の曲である“約束はいらない”(天空のエスカフローネOP曲)や“奇跡の海”(ロードス島戦記OP曲)を歌わせた初音ミクは、かなりの歌唱力を持ち、その表現力もかなり“人”に近くなってきている。
そして、それが実際どの程度のものなのか、検証できるデータを作る人が現れた。
構造としては単純。
2chステレオの内、片方をオリジナルの坂本真綾が歌う曲に、もう片方を初音ミクが歌う曲にして合成したものである。
それで聞き比べてみると…恐ろしいほどマッチしているのだ。
これは言葉で説明しても分からないだろう。
なので、問題がある事を承知で、ニコニコ動画で公開されたFLVデータを用意してみた。
検証 坂本ミクの歌唱力(15.1MB、FLVデータ)
https://angel-halo.com/sakamoto_miku.zip(現在リンク切れ)
前述した2曲が圧縮されている。
左チャンネルが坂本真綾、右チャンネルが初音ミクだ。
再生するには、FLVデータを扱えるプレーヤーソフトが必要になるが、それはネットを検索すれば手にはいるだろう。
一度ぜひ聴いてもらいたい。
今はまだ坂本真綾のモノマネでしかないが、そのモノマネでここまで出来るのがVOCALOID ENGINEである。
まだまだ可能性は無限大。
これから先、さらに人の声に近づいていく可能性がそこにある。
これだからVOCALOIDは面白い。
TBSの取材で変な取り上げられ方をされたが、裏付けされた技術は嘘はつかない。
これからもVOCALOIDは進化し、そして歌い続けるのである。