ちょっと前…といってももう半年以上も前だったと思うが、昔の仕事仲間のW氏から“あるプロジェクトを進行中”という話を聞いた。
もちろん守秘義務があるため、その全容は聞けなかったのだが、とにかく新しい事をやろうというコンセプトの企画だという話だった。
その話を聞いたとき「このプロジェクトが進行したら、おそらく人手が足りなくなる事は明白で、力を貸して欲しい」と言われていた。
私からすれば、今の仕事に未練なんかこれっぽっちもないため『その時が来たら是非よろしくお願いします』と私の方から参加を願い出ていた。
ただ、私は家庭の事情で抱えた借金にある程度目処が付かないと動けないため、その事は洗いざらいW氏には話していた。
そのためなのか、W氏からはその後大きく前進したような話がこなかったのだが、今日、突然skypeからURLを送ってきた。
http://www.nttdata.co.jp/release/2007/111500.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1115/ntt.htm
http://www.hd-animation.jp/
その後、ケータイに電話がかかってきて、開口一番「ようやく解放されたー」と叫び始めた。
どうやら、プロジェクトを進行させるため、ほぼ一ヶ月ほどカンヅメ状態だったらしい。
で、この上記URLだが、もうそれは内容を読んでもらうしかない。
みんなでちょっとずつ力を出し合ってフルHDアニメーション作ろうぜという企画である。
もちろん、これは今の段階ではまだまだ実験段階。
だがこれをビジネスにつなげる事はそう難しい話ではない。
W氏は、とにかく今のアニメーション制作費を大幅削減する事を最終目的にしているワケで、分散コンピューティングの行き着く先にその目的を夢見た男である。
そして私に連絡してきた半年前の話を本当に現実の事にした。
おそらく、この分散コンピューティングを活用する術は、W氏でなければまとめ上げることは出来なかっただろう。
私は真剣にそう思うし、改めてW氏の人脈の広さ、構想力の高さを実感している。
そして…W氏の提案に、今度は私が乗る番だと考えている。
年内中の移行は無理だろうが、来年のそう遠くない時期に、私はもう一度人生の転機を迎える事になるだろう。
いや、迎えさせてくれ(爆)
我が未来に幸あれ…