昨日、アキバで購入した本命。
それがクアッドコア。
前々からBlogで書いていたとおり、今年、何とかクアッドコアにしてしまいたいという思いがあった。
というのは、私が使っているマザーボード、ASUStekのCOMMANDOは搭載チップセットがP965ではあるものの、Yorkfieldコアまで対応するとメーカーが謳っていたためだ。
次のi7(コードネームNehalem)になると世代遅れになるので、Yorkfieldコアの最終付近のラインナップの時に載せ替える事で、世代遅れながらも次世代でなんとか使っていける…そういう思惑があった。
i7はおそらくハイエンド製品が今年の秋以降に出てくると予想される。
ハイエンド製品であるから、多分価格的には10万円付近のコアだろうが、それがミドルレンジやローエンドに降りてくるのにはまだ時間がかかる。
となれば、その頃にはもうYorkfieldコアは徐々に品薄になってくるだろうから、買えるウチに買っておかないと買いそびれる可能性がある。最近のIntelコアは妙にそういう雰囲気があり、買おうとおもっていたQ9450も既に店頭から姿を消しつつある。
という事で、先日言ったとおりCore 2 Quad Q9550を購入してきた。
予定より高性能になり、価格が5,000円ほど上乗せになった。
昨日、アキバから家に戻ってきたのは午前1時頃。
そこからいろいろと身の回りの事をして、午前2時頃には換装作業に取り掛かった。
だが、夜にやらなければよかったかなと思える事態に。
換装するには、マザーボードを完全にケースから取り外す必要があった。
というのは、私はメーカーのリテールファンを使わずにASUSの大型のCPUクーラーを使っていて、それが普通のリテンションとは違いマザーボード裏からリテンションベースをネジ止めし、それにクーラーを取り付けるという製品構成になっている。
だからリテンションベースを取り外さないとCPU換装ができないとなれば、マザーボード裏のネジの関係でどうあってもマザーボード本体をケースから取り外さないといけない。
で、マザーボードをケースから取り外すとなると、まずはマザーボードに取り付いている拡張カード類はほぼ全て取り外さないといけない。
そういう理由の元、まずはマザーボードに取り付けたケーブル類をすべて外す。
ファンの電源ケーブル類は大きな問題にならず、またヘッダピン関係もASUS系マザーボードの場合は大きな問題にはならない。ASUSのマザーボードにはヘッダピンをまとめてしまえるアダプタが付いてくるため、そのアダプタをまるまる取り外せばいい。
電源ケーブルは元々取り外しが簡単なコネクタになっているためあまり問題にならない。ディスクドライブ関係に取り付いているモノは外す必要すらないからだ。
問題はSATAケーブルで、これは取り外したケーブルが元々どこに取り付いていたかを明確にして、再取り付けの時に同じところに取り付けないといけない。というのは、私がRAID 0を構成しているからだ。SATAケーブルは取り外した後付箋紙を付けてどこに接続していたかを書いておく。
ケーブルを取り外した後、いよいよ拡張カードの取り外しにかかり、最初に一番大きなビデオカードから取り外したのだが、ここで問題が発生。
最近のビデオカードは大きく重いため、ハズレないようにカードソケットの横にプラスチックのロックがついている。
そのロックレバーを横にスライドさせながら取り外せば何の問題もなかったのだが、そのことをすっかり忘れていたため、力業でカードを取り外したらロックレバーが折れてしまった orz
ボード類を全部取り外し、いよいよマザーボードを取り外すと、今度はマザーボードから何か小さな金属片が落ちてきた。
1mm角ぐらいの金属片で、よく見るとマザーボードの表面に取り付いているものに酷似している。
どこのものがハズレたのかも全くわからない。
正直これはヤバいと思ったが、悩んでいても仕方ないのでとりあえず作業を進め、CPUを交換した。
ちなみに折れたロックレバーはアロンアルファで接着してみたら、思いの外上手く固定できた。
これはどうにかできたが、金属片の方は…。
あとは今までの逆の手順でケースに全てを取り付け、稼働テスト。
接着したロックレバーはちゃんとビデオカードを固定してくれた。問題は金属片で…場合によっては動かないかも…という不安があった。
が、電源を入れると上手く稼働してくれたので、とりあえずは事なきを得た。
…まぁ、念のためにその後15時間連続稼働させてみても問題はないので、とりあえず問題なしとする。気にしていても仕方がない。
で、その後の性能テスト。
クアッドコアになったからと言って、劇的に性能向上するわけではないのだが、起動がわずかに速くなったような気がする。
これは起動プログラムを4つのコアが別々に処理しているからかもしれない。
また、圧縮ファイルの解凍が驚くほど向上した。
これは別タスクと同時に処理せずに、単独のコアが処理しているからかもしれない。むしろ、HDDの書き込み速度の方がネックになる問題。
全般的にアプリケーションを複数起動しているときのもたつきが減っている事は確認できる。4コアの恩恵はそういう所に向いていると言える。
で、クロックアップ分の性能とYorkfieldコアに搭載された浮動小数点演算性能の向上を試すために、mp4動画を再生させてみた。
テストした動画はニコ動で拾ったリトルバスターズ エクスタシーの800×600ドットのmp4動画。
前の環境でこれを再生させると、CPU使用率が10~12%だったのだが…Q9550だと最大で4%という結果に。これは4コアの恩恵ではなく、クロックアップしている分とSSE4.1の効果だと思われる。
体感ではなかなか性能向上している事は感じにくいが、確実に動作は軽くなっている事は間違いない。
何より、複数のアプリケーションを同時に動かしても、前よりも切り替えにもたつきがない。前もそんなに気にはならなかったが、4コアはそれをさらに上回る。
とりあえず今のPCをあと強化するとするなら、もうストレージ関係かビデオカードだという事に。
GeForce8800 GTSの3D処理能力に不満があるわけではなく、ビデオ再生支援機能を導入するとなるとそこに強化点がある。
ストレージ関係は外付けHDDを導入する事を考えている。
これもいつになるか分からないが、1TBの外付けHDDなどがあれば、必要なデータを待避させるにもかなりの余裕が生まれる。
全体的にこれであと2年はイケルと思っている。いや、3年はイケルか。
…人によっては5年はイケルんじゃない?と言われるかもしれないがw
遂に双子二組になりましたか。圧縮やエンコ速いんでしょうね~。
それにしても…どこから落ちたか不明の金属片が気になりますね。(^_^;)
神経質な様で根はズボラな私には、組上げたら何か残った…とか、何かカラカラと落ちたってのはネタとして大好き。
…実害あると困りますがw
無事動いている様なので一安心ですね。
ちなみに私の64Aの双子(Athlon64のデュアルコア)はまだまだ元気です。(^o^)
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>5年はイケル
いや、焼けるまで。
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金属片も含め気になる問題は残るものの、今の所は健全に動いてるので、問題ないのかもしれません。
長時間でも安定してるしね。
今とりあえずの問題は取り外したE6700をどうしようかなという事。
ビデオ機能搭載チップセットのマザーボードでも買ってきて、セカンドマシンを組み立てるという手もあるが…
さて、どうしたもんかね。
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