PS3を購入してから、多分いつかは使う事になるだろうなと思っていたPLAYSTATION@Network(@は○にR)を利用してみた。
このPLAYSTATION@Networkは、PS3を起動した時にインターネットに接続されている場合、かんたんにID登録する事のできるネットワークサービスで、主にPLAYSTATION Storeでの買い物などで利用する時、いちいち個人を特定する必要がない(PS3の個体で)という便利さを持つ。
PLAYSTATION Storeで扱っているものは、ほとんどがPS3もしくはPSPで起動できるPS用ソフトだったりするのだが、中にPS3のゲームに後付で加えることができるダウンロードコンテンツなども販売している。
Xbox360でも、アイドルマスターなんかはキャラクター毎に新しい服とかがDLC扱いになっているが、それと同じようなものである。
どういう買い物の仕方かというと、その方法は2種類ある。
まず登録した時のクレジットカードを使ってチャージする方法。
もう一つがPLAYSTATION@Network用のカード、もしくはチケットをPS3販売店やコンビニで買ってきて、それをプロダクトIDとしてネットから登録、チャージするという方法だ。
今回、私はコンビニでチケットを買ってきて登録してみた。
方法は簡単で、近くのローソンのロッピー(ネットワーク端末)でチケットを出力、そのままレジで金額を払ってチケット領収書をもらい、それに記載されているIDをPS3のアカウント管理から登録するだけである。
クレジットカードを使う方法はもっと簡単だろう事は予測が付く。
だが、正直言うとこのチャージというシステム、私はあまり好きではない。
細かい事ではあるのだが、コンテンツホルダー(要するにメーカー)にとってメリットは大きいものの消費者にはあまり優しい方法ではないからだ。
チャージして使うシステムとしておそらく日本で一番大きいメディアになったのは、おそらくJR東日本のSUICAじゃないかと思う。
SUICAはまず2,000円でカードを購入し、その中に利用できる金額として1,500円チャージされている。残りの500円はデジポット(預り金)となっていて、使用しなくなったときカードを返却すると500円戻ってくる。
ちなみに残金が残っている場合、210円の手数料を支払えば戻ってくる…らしいが詳しい事はココで調べて見て欲しい。
SUICAやPASMOなどの場合は、このように戻ってくるという安心感がある。
だが、通常チャージするシステムの殆どは、辞めるときにその残金が戻ってこない事が多い。
管理上の問題なんだろうが、この残金が戻ってこないというルールはコンテンツホルダーに2つのメリットをもたらす。
1つ目は残金が残ったまま解約するとその残金はまるまるコンテンツホルダーのものになるという事。
2つ目は1つ目の問題があるから消費者側はサービスをなかなか辞めないという事だ。
消費者側はたしかに利便性の高いサービスを受けられるのは間違いないが、それを辞めるときにリスクを伴うため、辞めにくい。
これがコンテンツホルダーにとってはユーザーを手放さない手法になっているワケだ。
ショップのポイントカードも、同じように辞めてしまうときには余っているポイントはすべて破棄となっている。
だがこちらは元々お金であったものではなく、そのお店が値引きした分をポイントとしているため、チャージする電子マネーとは根本的に違う。
しかし、PLAYSTATION@Networkのチャージはお金であるものをポイントとして変換し、そしてそれらは一度ポイントにしてしまうと二度とお金には戻らない。
実にコンテンツホルダーにとってはメリットが大きいと言わざるを得ない。
まぁ、そのサービスしか存在しないため、使わないという事はないのだが、このように考えてしまうと、なんか微妙な感じがする。
これもコンテンツホルダーを守るため、と考えるしかないのかな…。
そんな事を考えつつ、ソウルキャリバー4のカスタムパーツを2種類、あわせて450円分を購入した。
多分…私はいろいろ文句を言いながらこういうサービスにどっぷりつかるんだと思う…。
結局流されるのね orz