注意。M:TGの事ではない。一部勘違いしそうなので最初に釘をさす。
…誰だという事は言わなくてもわかるだろw
最近、ギャザリングシステムという販売方法を採るものが増えているように思う。
ギャザリングシステムとは、購入者の数に応じてその販売価格が変動するというシステムで、今の情報化社会が可能にした、旧世代では考えられなかった販売方法である。
具体的には、インターネットなどの情報端末を使用して、まず予約購入者を募り、その数に応じて1個あたりの単価を変動させる仕組みだ。
もちろん、予約購入者が多ければ多いほど、単価は下がる。
しかし、逆に予約購入者が少なければ少ないほど単価は上がる。
しかも予約購入者は予約をした時点で購入するという事を決めていなければならず、実際キャンセルが増えるとそれは価格の変動に大きく関与する事になってしまう。
ギャザリングシステムとは、そういう動的なカウント数で単価が決まるシステム。だから沢山の人が束になれば単価は原価に限りなく近づいていき(その設定価格にもよるが…)、買う側は相当お得になるシステムと言える。
このギャザリングシステムの最大の問題は、実際の予約購入者数が何人かという事の信憑性があまりない事である。
おそらく、現在のギャザリングシステムの殆どは、メーカーが発表している予約者数を信じるしかないハズだ。
もちろん、ネットでの予約購入のみであれば、それらのログで人数をカウントできるかもしれないが、そのログを確認できるのは、システムの管理側であり、一般の大衆が確認できる事はほとんどない。
まぁ、買う側は最悪一番高い単価の設定で購入する覚悟がある…という大前提でギャザリングシステムが構築されているため、消費者側からは大きな問題に発展する事はないのかもしれないが、その価格変更分岐点のカウントをどれだけ正しく表示できるかという倫理的問題は、販売するメーカー側に一任されてしまう。
だから…というわけではないが、私的になんとなくギャザリングシステムは正しいカウントで単価が決まっていないような気がしてならない。
もちろん、全てが正しくないというつもりはないが、一部にカウント数を操作しているところがあるんじゃないかな…と根拠もなく思ったりする。
なぜ根拠もなく思ってしまうのかというと、それは限定品という存在に起因する。
昔、私がコンテンツ業の人間だった頃、いろいろな商品を作ってきたが、その時に初回限定品の数を限定○○○○本生産と発表、本来ならそのまま生産するところ、予想外に注文が殺到し、それを実数の倍ぐらいにした事がある。
つまり、限定と言っていても実際には限定ではなく、数の操作などというのはいとも簡単にできてしまう事実を知っている。
しかし、公式には当初発表した数字しか言わない。ま、当たり前であるが。
こういう事実があった事を知っている者からすると、ギャザリングシステムの予約者数というのは、実に操作しやすいものではないかと疑ってしまうのである。
もちろん、限定品とギャザリングシステムは違うといわれればそれまでだが、実際、そのカウント数に信憑性がない限り、メーカーの自己倫理に委ねるしかない。
だから…というつもりはないが、ギャザリングシステムを買う側がどう考えるかという思想はとても重要だと思う。
メーカーを絶対的に信用できるというのなら、問題ない。
しかし、ちょっとでも疑うのであれば、それなりの覚悟をした方がいい。
もちろん、一番高い設定でも絶対に欲しいという理念があるのならそれも問題はない。
しかし、ちょっとでも安く…と考えているのなら踏み込む前にいろいろ考えた方がいい。安く買う方法はギャザリングシステムだけではないのだから。
しかし…こういうギャザリングシステムが今後増えていくとして、それら予約者数のカウントという部分に信憑性を持たせる仕組みというのは実際問題として可能なのだろうか?
>M:TG
誰の事だか青使いの私にはサッパリです。はい。
並み居るライバルをカウンターしまくって沈黙させ、蓋を開けたら単価が凄い事に…。
青使いだけに真っ青(爆)
とまぁ、本音は置いといてここからがタテマエ。
ギャザリングのギャザーは、紙おむつのCMなんかで聞く言葉ですな! 多分動きに合わせる、とかそんな意味なんでしょうね。
価格の変動を読むのは面白そうではあるけれど、私はやはり警戒するかな。証券等と同じく売り手の信頼度がランク付けされてればまだましだろうけど、やりたいとは思わないかなぁ。
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どのみち、ギャザリングシステムでの販売というのは、遠かれ遅かれネットを中心に広がっていくと思う。
販売する側はもとより、制作する側のリスクを軽減する最大のポイントが、数量による単価変動だから、制作側を救済するシステムとして広がっていくのではないかと思う。
問題はそこに販売側の思惑が入り込み、信憑性を確保できるかどうかというところ。
安く買いたい消費者側と高く売りたい販売側の、思惑のすれ違いが起きるのは当たり前として、消費者側に販売側の信用をどう表現していくかという事の難しさに当面は苦しむのではないかと思う。
ビデオコンテンツも一部ギャザリングシステム販売が始まったみたいだから、我々の嗜好物もそう遠くないウチに広がっていくと思うよ。
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