2008年末、私はこのソフトの売れ行き如何でPS3の運命が決まるとまで言った記憶がある。
確かにプロモーションは最高と言えるほど盛大だった。
そして満を持して発売された直後、その評価は一変した。
それが白騎士物語である。
名作か? それとも迷作か?
ここでその答えは言わないが、少なくともこのコンセプトはアリだと思ったし、システムとしても悪すぎるものではないと今でも思っている。
が、如何せん存在感が薄すぎる。
つまり、最初の評価でその後の存在感まで決めてしまった感がぬぐえないのである。
Created by LEVEL-5 Inc.
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
発売直前…というほど前ではなかったかもしれないが、イキナリ三部作になるという報告が出て、三部作になる事もロクにしらない人達がネットで騒いだのが問題だったのかもしれない。
ストーリーが兎にも角にも中途半端な状態で終わってしまう。
これがいただけなかった…と思っているのは、多分私だけではないはずだ。
その白騎士物語だが、8月25日に大型アップデートが行われる。
2nd.Waveと名付けられたそのアップデートでは、プレーヤーが自分だけの街を造ることができる“ジオラマ機能”や、新装備品の追加、戦闘システムの一部改良、ギルドランクの上限開放などが実施される予定だという。
またジオラマ機能で使用するパーツの販売や、プレーヤーキャラクターのアバターを変更できる“アバター変更チケット”の販売も開始されるようである。
まぁ、未だにプレイしている人口がどれぐらいいるのかというのが気になる所だが、もしこの白騎士物語が超絶に面白い作品だったなら、多分私はモンスターハンターフロンティア(MHF)を始めてはいなかっただろう。
本当ならばMMORPGを始めたかったのだが、満足できるレベルのものがなくてMHFに逃げたのである。
結果としてそれが良かったのかどうかは分からないが、少なくとも白騎士物語のコンセプト、つまり7mの巨大な存在との戦闘というコンセプトは私的にかなりヒットしたし、上手くツボってくれればよかったのに…と未だに思ってしまう。…まぁ、思い出したときだけだが(爆)
前にも書いたが、この7m超の存在を上手く活用するという意味でも、伸童舎のワースブレイドをPS3で、しかもMMORPGとして開発してくれれば結構ハマると思うのだが…
もしそれがダメなら、完全にファンタジーの世界を切り捨てて7m超のロボットと人間という対比を活用したPower Dolls MMORPGとか…。
待ち望んでいる人は多いと思うのだが…どうだろう?
個人的にはワースブレイドが復活してくれるのが嬉しい限り。
あんな練法(魔法)から操兵(巨大ロボット)まで揃った“なんでもアリ”な世界はかなり珍しいと言えるし、ハリーポッターなどの作品が根付かせてくれた一般人へのファンタジーの理解を使わない手はないと思うのだが…。
7mの存在をコンセプトにした所まではよかったワケだから、LEVEL5もその辺りをもっと攻めてもよかったと思うのだが、とりあえず白騎士物語の2nd.Waveである。
まだプレイしている人は8月25日に期待しよう。