ガンダムの新作を見るのは00以来だから、そんなに間を空けたという感じはしないのだが、先日12日にBluray&DVDが発売されたという事で、とりあえずPSNで観てみた。
小説が存在していた事は知っていたし、当初それから読もうと思っていたのだが、結局小説を読むこともなく先に映像が出来てしまったため、映像先行、原作後回しという体制で臨む事に。
期待半分といった所だったが、結論から言うと「すげぇ…」の一言。
何がすごいかというと、富野ガンダムとはまたちょっと違った感じがするし、それでいて近年の亜流ガンダム(宇宙世紀以外)とは明らかに違うが、近代さというかそういうのをちゃんとリンクさせてるというか…新しくて古いガンダムという言葉が適切かどうかは分からないが、そんな感じがする内容だった。
この構図のユニコーン、ずっと前の月刊ニュータイプで見たような気がするんだが…
まぁ、一角獣型ガンダムって構想自体は、かなり前からあったとは思うが、ようやくそれが実映像化されたというところか。
ちなみにTrailerがいくつか公開されているので、ここでも紹介。
世界設定とか事細かい事は公式サイトに任せるとして、観た感じをちょっと書いてみたい。
その前に…なるべくネタバレしないように気をつけるが、もしネタバレだったら申し訳ない。
まぁ…小説読んでないので、核心に迫るような話は私もしらないので、ネタバレにはならないとは思う。
時代的には逆襲のシャアの後の話で、混迷を極めたネオ・ジオンと連邦(といってもその中のロンドベル)の争いの中に主人公たちが巻き込まれているといった感じ。
時代的に考えて、シャアやハマーンがいない時代であれば、次に出てくるのはミネバだろうな、と、思ったら、いきなり姫様って呼ばれる金髪ショートカットの少女出現(爆) どうかんがても狙いすぎw
でもそれが悪いわけじゃない。ガンダムという話は、結局血に縛られているところがあって、それはファーストガンダムの頃から変わっていない。
ジオン・ズム・ダイクンの血縁が結局は逆襲のシャアまで話を引っ張っているワケで、それだからこそ面白かったりする。
まぁ、結局その金髪ショートカットのオードリーという少女がミネバだという確証は第一巻では語られていないため、真偽は定かではないわけだが…多分間違いないと思う。
そして次私が気になったのは主人公のバジーナ・リンクス。
結局、ラプラスの箱を所有するビスト財団の当主の息子だった訳だが、結局ユニコーンのパイロットとして選ばれる事になって、第一巻のラストではクシャトリア(ジオン系ニュータイプ専用MS)と戦うわけだが、私はふとそこで思った。
ユニコーンってその時点で連邦でもなくジオンでもないわけで、戦闘終了したあとどうなるのよ?と。
MSってのはメンテナンスが大変だと思うわけで、戦闘終了したあとのメンテとか、所属がない場合どうすんのよ?と単純に思うわけである。
…まぁ、このあたりの答えは小説を読めばかわるとは思うのだが、現時点での映像ではそのあたりが一切不明。
今後の楽しみにしておきたい。
映像クォリティの事をいえば、現時点では及第点…というか、安心できる品質と言える。
劇場で限定的といえども公開する以上、ある一定のクォリティにはするだろうと思っていたが、それ以上の出来だと思う。
それと映像にする事で小説の内容をいろいろ改変したりするだろうから、そのあたりは改悪になってない事を期待したい。多分、ネットの反響から考えて今回の第一巻はそういう問題はなさそうであるため、そこは安心しているのだが、そういった作りを最終巻まで続けて欲しいと思ったりする。
とりあえず、私がいくらコメントしても良さはわからないと思う。
興味のある人はぜひ観てもらいたい。
特にガンダム好きなら避けて通れない作品と言えるだろう。