HONDAのCR-Zが2月26日の発売からの約1カ月で、累計受注台数が月販目標の10倍となる1万台を超えたと発表した。
昨今の状況と2ドアの車として考えた中では、随分と売れている感じがするのは、多分私だけではないと思う。
その購入層だが、20代以下の独身ユーザーが約15%、30代以上の独身ユーザーが約35%、40代以上の既婚・子離れユーザーが約35%となっている。既存のホンダ車ユーザーは50%で、残りが新規ユーザーや他社からの乗り換えとなる事を考えると、スポーツタイプの車が待ち望まれていたと言えなくはないだろうか?
だが、私はもしCR-Zが5ナンバーの車だったらもっと20代の独身ユーザーの購入者が多くなるのではないかと思ったりする。
知っての通り、5ナンバーと3ナンバーでは車にかかる税金(重量税)がかなり違う。
年間金額での話だが、お金をあまり持ち合わせていない20代からすれば、3ナンバーと5ナンバーでの維持費の違いは大きいはずだ。
いや、もっといえば3ナンバーと5ナンバーの維持費の違いは年齢層に関係なく響いているように思える。
昔、ライトウェイトスポーツが流行っていた頃、あれは1,500cc~1,600cc(今風にいえば1.5L~1.6L)という排気量帯域である事が、単純に車の維持費とマッチングしていたからこそ流行っていたと私は思っている。
車の設計者からすれば、5ナンバーの車体幅では安定性にかけるという思惑もあるかと思うが、まず維持できての車である事を考えれば、このあたりは消費者として気になるところだ。
だが、実際問題、車幅や排気量から考えて、昨今は5ナンバーに収まる車よりも3ナンバー枠に入ってしまう車が多いよう思う。
もちろん、これにはいくつか理由があるのだろうが、私が思うに、海外の車格と日本の車格で食い違いが起きているのではないかと思う。
自動車メーカーからすれば、たくさん車が売れる地域の規格で車を設計・デザインするのが普通であり、その規格で設計すると、日本では5ナンバーサイズに収まらないのかもしれない。
たとえば、2.2Lのエンジンなんてのは、明らかに中途半端ではあるが、結構な数で製造されている。これって日本では3ナンバーだが、海外に合わせての排気量なのではないのだろうか?
というわけで、私は日本の自動車産業を活性化させる意味でも、そうした車格の規格を見直す時期に着ているのではないかと思う。
若者のクルマ離れがささやかれているが、CR-Zを見れば1万台のウチの15%、つまり1,500台は20代が購入しているのであり、繰り返しになるが、これは条件があえばもっと比率的には高くなったのではないかと思う。
軽自動車の規格はそうそう変えられないのはわかるが、5ナンバーと3ナンバーのラインは見直しをすべきだと思う。世界情勢に合っていないなら、世界情勢に合わせ、自動車メーカーの思惑と合致させた方が日本の産業のためになると思う。
で、実際のところ、海外の自動車規格ってどうなってるのだろう?
知ってる人、教えてくだされ。
CR-Zはボディサイズが5ナンバー枠(1700mm)を超えたから
3ナンバーになっただけで、税金が高いわけではないです。
自動車税は排気量で、重量税は(文字通り)重量の違いで
変わりますが、ボディサイズの違い(それもたかだか数十mm)
だけで税金が変わるわけではありません。
ホンダ車なら、同じ1500ccのエアウェイブと維持費は同じです。
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