先日からFinal Fantasy XIV(以下FF14と略)でDirectXが応答しなくなり、ゲームが落ちるという現象が頻発している。
そしてその時には確実にOSも「ディスプレイドライバの応答停止と回復」というバルーン表示を出している為、その原因はビデオカード回りにあるのだろう…と予測していた。
ネットで調べても、やはりビデオカードに問題がある、という人もいるし、もともと私が使用していたGeForce GTX 560Tiのオーバークロック製品“GV-N560SO-1GI”で不具合が出る事も法則されていたため、私としては原因はビデオカードにある、と断定、安定の為にZOTAC製GeForce GTX 670チップの“ZTGTX670-2GD5R001”を購入した。
それが本日届き、現PCにセットアップしてみたのだが、全体的な表示が軽くなったように思えてくるのは、やはり気のせいという事なのか?
実際にFF14でその安定性を確認してみたのだが…以前よりも安定したとは言え、依然として同じ症状が出てしまう事を確認した。
つまり、現時点ではビデオカードが原因ではなかった、と考えるべき状態という事である。
で、もっといろいろ調べて見た。
私は画面描画の問題だからビデオカードに原因があるだろう、と勝手に思い込んでいたのだが、どうもメインメモリの相性問題が原因というケースもあるらしい。その事をネットでも確認した。
そこでやむを得ずメモリを追加購入する事にした。選んだのはUMAX製のDDR3-1600、オーバークロック対応品である。このメモリはPC3-12800対応でIntel Extreme Memory Profile(XMP)対応という事で、より安定した動作が可能な仕様になっている。
UMAX製メモリは私が使用しているマザーボードでも安定性が高い事が知られていて、今回はそれにすがってみる事にした。何しろチップセットがP45であるため、最新のメモリ事情とは噛み合わない為、完全な動作保証を調べる事ができなかったのである。
ま、ほぼ問題はないと思うが…コレで問題が出たならば、もう新PCに移行するしか道がない、と言えるかもしれない。
とりあえずメモリはまた到着してから装着し、その後の安定動作の確認をする事にして、今現在GeForce GTX 670になった事の性能的状況を調べてみた。
まず、前回“GV-N560SO-1GI”で計測したベンチマークと同じものでテストしてみた。
●ストリートファイターIV
設定:すべて最高
SCORE:5797 (560Ti=5804、260=5250)
AVERAGE:59.67FPS (560Ti=59.81、260=48.39FPS)
●Monster Hunter Frontier 2nd Benchmark【絆】
Score:12879 (560Ti=9439、260=6144)
●Final Fantasy XIV
設定:HIGH
Score:4085 (560Ti=3939、260=2511)
どれもDirectX9レベルのベンチマークテストであるため、真の性能は推し量れないかもしれない。特にスト4ベンチでは性能が誤差範囲ながら落ちている。
これはDirectX11レベルのベンチマークテストだと、もっと明確な性能指標が見えてくるかもしれない。ただ残念ながら、私はDirectX11のベンチマークテストを行える環境を持っていない為、あとは体感でいろいろなゲームの動作を確認するしかない。
それにはかなり時間もかかるため、今後の流れでいろいろ調べて行ければと思っている。
にしても、ビデオカードのみの問題ではなかった、という所に今回の私のそそっかしさが出ていたと言える。
ひょっとしたら…メインメモリを交換しただけで“GV-N560SO-1GI”が問題なく動作したかも知れないのである。…そう考えるともったいない事をしたな、と。
まぁGeForce GTX 670を手に入れることができた、と考えれば、そこで納得するしかないのかもしれないが、余計な出費だったかもしれない事実に変わりはない。
これこそが自作PCのデメリットであり、メリットである。
とりあえずメモリが到着し、交換したらまたこの話題に触れようと思う。