行政書士資格取得の勉強を約2週間も止めてしまった。
完全には止まっていなかったものの、本来進めるべきスケジュールがこれで全体的に約3週間以上後退した事実は如何ともし難い事であり、今からどのような形で巻き返しを図るか考えねばならない。
そもそも、300時間以上の勉強が必要と言われている本資格勉強は、一日辺りの勉強時間1時間と考えると1年単位での期間が必要になる勉強である。
一日辺り2時間勉強すればその半分になる…と単純に考えそうだが、実はそんな簡単な話ではなく、結局は“如何に憶えるか?”という能率と事実が合わさると、一日2時間勉強しようが何時間勉強しようが、実は日数的には同じぐらいかかると覚悟した方がよいのである。
だが、現実として私は2週間立ち止まり、その前に1週間近くのロスを作ってしまった。
実を言えばまだ十分な期間はあると言えるが、一度失墜した“やる気”を起こすのは非常に困難。モチベーションをどうやって上げるかを考えねばならない。
実はこの躓きは、行政法という分類にある法律の勉強で起きている。どうも、行政書士の資格を受験する人はこの行政法に入ってから躓く傾向が多いようで、その躓く理由は「つまらないから」らしい。
たしかに、テキストを見ても非常にツマラナイ。どれぐらいつまらないのかを簡単に説明したいのだが、説明するには、行政法とは何か? という事を解説しなければならない。
行政法とは、単一の法律ではなく、大きく分けて3つの法律群からなる。
その3つとは「行政組織法」、「行政作用法」、「行政救済法」であり、これらは法典(つまり文書化)として成立しているものではない。というのも「行政組織法」は、さらに「内閣法」、「国家行政組織法」、「国家公務員法」、「地方公務員法」、「警察法」、「地方自治法」と別れ、それらに法典が存在する。
また「行政作用法」も「行政立法」、「行政執行法」、「行政手続法」など、いくつかの法律法典から成り、それらを纏めて「行政作用法」と便宜上言っているに過ぎない。
なお、公務員でない人達にもっともなじみのあるのが「行政救済法」だと思うが、これは「行政不服審査法」、「行政事件訴訟法」、「国家賠償法」がある。
詰まるところ、これら多数の行政に関する法律法典を分類し、纏めて「行政法」としているわけである。
だから憶えるべき範囲はパカみたいに広く、また法律の名称から分かる通り、マニュアルのようなルールをひたすら憶えるだけという内容になるため、とてもツマラナイのである。
このツマラナイ行政法をどうやって克服するか?
今の私の最大の課題はココにある。
実際、行政法のビデオを見始めると30分くらいで睡眠に堕ち、テキストを読んでも、意識を保つのが難しくなる。自分でもここまで厄介な事になるとは予想もしていなかったワケで、この問題をクリアしないと集中して勉強できない状態である。
ま、そうは言ってもやらなければならないわけで、自分の中の問題でしかない。
その問題に真っ正面から立ち向かい、何とかしなければ合格への道はない。
さて…どんな方法で現状を脱却しようか?