今年もこの時期に来てしまった。
毎回思う事だが、日本人の発明というのは決して世界的に少ないという事はないと思うのだが、どうもその方向性というのが世界的に見てズレている可能性がある。
ベクトルが明後日の方角に向かっている…。
明日を見据えるべき研究開発が、明後日を向いている事で、それがユーモラスと採られたり、大いなるムダと採られたりする。
だが、これらの研究開発は明後日を向いているだけで、場合によってはとんでもない先進性のある発見である可能性もある。
だから私はこの“イグノーベル賞”という存在が大好きであり、この賞賛されるべきおバカの祭典が大好きなのである。
過去には眠っている時でも気がつくわさび警報器を開発した事でも日本が受賞したことがあるが、今年も受賞する事となり、日本はなんと7年連続受賞を果たしているという。
日本人、なんか凄いぞ(爆)
で、今年の受賞というのがまたスゴイ内容で、受賞は医学賞と化学賞の2分野。
医学賞を受賞したのは、帝京大学医学部の内山雅照氏と新見正則氏らの研究で、心臓移植をしたマウス(ねずみ)にオペラを聴かせると生存期間が延びたというもの。…これ、何の意味があるのだ?(爆)
そして化学賞を受賞したのはハウス食品の今井真介氏らで、タマネギを包丁で切ったときに涙を発生させる成分について発見したという。だが、こちらは場合に
よっては切っても涙の出ないタマネギを開発するカギになるかもしれない。そう考えると、次に発展する発見だと言えなくもない。
と、イグノーベル賞はこのようにパッと見た感じでは大いなるムダというか、だからどうした? 的な内容でしかないが、こうした発見の中から実用性のあるものを見出していく可能性もある。
ドクター中松の発明だって、人から見ればバカみたいなものもあるが、中にはとても有用で意義のあるものもある。こうした、何でもないような発見や発明を繰り返して行く事で、大いなる次の一手が生まれるのである。
大いなるおバカ万歳www
あ…私は決してバカにしているわけではない、という事を再度強調しておく。
発明とか研究開発の発見とか、そういうのは並々ならぬ努力の賜物であり、そういうのを繰り返す事に意味がある。私はマメではないので、こうした地味な実験や研究の繰り返しが苦手だから、こういう事を本気でできる人達をホントに尊敬している。
いつかイグノーベル賞の研究結果から世界的発明や発見に繋がる事を心より祈っている。
それにしても7年連続で日本人が受賞である。ある意味、驚異的な事だ。
ふと思ったのだが、日本をよく敵視し、日本の栄光に常に追いつけ追い越せの勢いを持つお隣の韓国は、どうしてこの土俵に上がってこないのだろう?
バカにしてるのだろうか?
もしそうなら分かってないな、と私は思う。
どんな内容であれ、他ではやらない事をやっているという事の本質を理解していない。
そういう意味では、韓国は考え方でまだまだ日本に遠く及ばない事になる。言うなら、戦う前の話である。
さて…来年に向けて、更なる研究と発見に大きく期待したい。
できれば8年連続という栄誉に輝けるといいが…ぜひ研究者の方々には頑張って戴きたい。
あぁ、イグノーベル賞良いですねぇ。
確か去年は話し声を僅かに遅延させて本人に聞かせると、脳が混乱して話せなくなる…とか言うのを利用して作ったおしゃべりジャマーが受賞したの覚えてます。
専門的で世界的な貢献度の高いノーベル賞とは方向性が全く違うけど、もっと盛り上がって欲しい賞ですね。
私自身科学や物理が(学問としてではなく興味の範囲で)好きなんですが、やはり敷居が高いと言うのが実情。でも、こういう良い意味で馬鹿馬鹿しいテーマの研究発表は敷居を下げてくれるので、特に子供に興味を抱かせるには良いんじゃないかと思ってます。
もっと盛り上げて、子供や科学を食わず嫌いになってる人に知って欲しいですわ。
それにしても、日本人やるね!w
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イグノーベル賞は冗談みたいな扱いを受けているかも知れないが、確実に他の人が絶対にしないような研究の成果を叩き出す、とても良い賞だと思う。
いつかこれら冗談のような研究から、世界を変える発見に繋がってくれる事を、私は本気で祈っている。
それに、イグノーベル賞を受賞できるって事は、それだけ自由に研究が出来る国である事を証明しているようなもの。何者にも捕らわれず、ふと疑問に思った事を研究できる土壌を持つ国である事を誇れるわけであり、そういう意味では日本ってホントに凄い国だと思う。
なぜこの事に気づかない国があるか、私はソッチの方が不思議でならない。
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