ロサンゼルスでゲーム業界最大規模のイベントE3(Electronic Entertainment Expo)が開催されている。
いろいろな情報があふれ出ているが、そこから気になるものをピックアップ。
白いPS4が登場する
E3に関しての詳しい情報は、専門サイトにお任せして、私は自分が気になった情報をピックアップしてみる。
一番気になったのは…もうカラーバリエーションのPS4が登場するという話が出たことだ。
秋にグレイシャー・ホワイトのPS4を発売するとSCEが情報公開した。
北米及び欧州では449USドル(439ユーロ)で販売されるようだが、日本を含むアジアでの価格は今の所未定となっている。
基本スペックはもちろん従来機と同じで、単純にカラーバリエーションモデルである。
北米及び欧州ではBungieの新作FPS「Destiny」とPlayStation Plusの30日無料権がセットになったパッケージが発売されるが、価格と同様、アジアや日本ではこの辺りは未定だ。
本体と同時に同色の縦置スタンドとDualShock4が発売になる。
今回のE3では、SCEのPS4とマイクロソフトのXbox Oneが真っ正面からぶつかるイベントになるワケだが、PS4は新たにSHAREボタンによってYouTubeへデータをアップロードできるようにするなど、その機能をより充実化させていく。
そしてPlayStation Nowへ
いよいよ、クラウドゲーミングサービスであるPlayStation Nowがオープンβサービスへと移行する。
最初はPS4からで、7月31日に北米で開始し、PS3向けには9月からオープンβサービスを開始する。
また、PS VITA TVがPlayStation TVとして米国や欧州で発売される事が決まったが、それらについても2014年中にはオープンβテストが開始されるという。
このクラウドゲーミングサービスが実現すると、実の所、クライアントマシンに多大な演算能力は必要なくなる。必要なのは、ネットワークに接続できるという機能と、ほどほどの映像を処理できる機能、そしてその処理した映像を映し出すモニターがあれば、実はどんなハードウェアでもゲームが再現できてしまうのである。
その事を証明するかのように、SCEでは2014年に発売される液晶テレビ「BRAVIA」にDualShock4を接続できるようにして、BRAVIA上でPlayStationタイトルが動作するような計画を進行中だという(まずは北米から、というスタンスは同じだ)。
こうなると、ゲーム機という概念すら必要なくなっていくわけで、最終的にはそういう専用ハードの道を閉ざしていこう、と言う事なのかもしれない。ま、今すぐの話ではないが。
何はともあれ、PlayStation vs Xbox Oneという構図は今始まったばかり。Xbox Oneは当初ホームネットワークのコアに位置する製品としてユーザーに訴求していたが、キビシイ状況から方針を転換、ゲームコアマシンへと展開して行くことを発表した。
これにより、今まで以上にPlayStation vs Xbox Oneは熱くなっていく。
果たして市場を制するのは誰だ?