まぁ、最近はいろんな情報媒体があったりして、最新情報を掴むのが簡単になった反面、それが真実かどうかを見極める必要が出てきて、非常にわかりにくい時代になったな…と個人的に思うワケで。
2020年に生産全廃
2020年にフロン類の1種であるHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)の生産が全廃される。
これは間違いの無い話なのだが、この話を上手く利用し「2020年以降はエアコンのフロンガスが使用できなくなる」と伝え、ノンフロンのエアコンへの買い換えを煽ったり、ガスの再充填を促したりする悪徳商法が現れているという。
確かに2020年にハイドロクロロフルオロカーボンは生産が止まり、全廃される事は決まっているが、このフロンガスはエアコンに使われているものとは異なるし、環境省でも「使用されているエアコンに冷媒として充填されているフロン類を、入れ替えるような指示はしていない」という事なので、勘違いしてはいけないところ。
だが、総じて情報に載せられやすい現代人は、こうしたちょっと専門性の高い話になると、あまり疑う事をしない。
逆に知らなかった事を知る機会を得て「助かった」とすら思う事になる。
おそらくこうした話にダマされるケースは、日本に多く、海外では少ないのではないかと思ったりする。
とにかく日本人はまず信じるところから始める風習があるように思う。
個人的にはその流れは嫌いではない
私自身、日本人がまず人を信じるところから始める風習を持つという事を嫌いとは思っていない。
騙すよりは騙されろ。
騙されたくはないが、私自身が常々思っている言葉である。
騙してまで大もうけしようとは思わないし、騙して儲けた人を羨ましいとも思わない。
それをする事で自分が穢れると信じて疑わないからだ。
だから、こうした詐欺の話を聞く度に、騙されないようにしようとは思うと同時に、騙す側のその知恵を「もっと別の方向に使えばよいのに…」と思うわけである。
ま、とりあえず今の日本はこうしたマイナス面に関して言えば段々アメリカンな方向に向かっていて、特に犯罪傾向は10~5年くらい前にアメリカで起きた犯罪が日本で起きるようになってきている。
アメリカではプロファイリングという手法で犯罪者の傾向を特定する方法が非常に大きな効果を出してきているが、日本ではこのプロファイリングはまだサンプルがそう多くないという事でコレから期待される手法と言える。
古来の日本人では考えられないような事が現代日本では起き始めている事を考えると、今の日本人はアメリカ人によって懐柔され、帰られてしまった、とつい思ってしまう。
太平洋戦争で日本はアメリカに負けた事で、自由を得る事が出来たが、同時にとてつもなく大切な何かを失ったように思えてならない。
とりあえず、フロンガス詐欺にはくれぐれも注意するように。
本記事にPingbackが来たのですが、何故かリンク先がそのままだと表示されませんでした。ですので、当初はスパムかな? とも思ったのですが、大元のドメインを当たってみたところ、株式会社定松商会の店舗「エアコン取り外し王」様だという事が分かったので、リンク先等の編集を行い、そのままPingbackを残しました。
エアコン取り外し王様においては、リンク先等の多少の編集をしました事、ここにお詫びいたします。
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