昨日の新型iPadの話も驚きがあったが、個人的には新型iMacの方が驚いた。
Mac Proを超えたiMac
4Kディスプレイも、まだ世間的には一般的にならないこの状況で、しかもまだMac Proでもその領域に突入していないにも関わらず、今回のAppleの新製品発表において、iMacが5Kの世界に突入した事が発表された。
16:9のディスプレイといっても、その解像度は5,120×2,880と、異次元世界の解像度。
それをiMacで実現してしまったというから凄いの一言である。
…ま、そうは言っても、技術的に出来ない事ではないのだが、問題となるのはその解像度のデータ処理であって、今4Kディスプレイなどが技術的に辛いのも実はその部分だったりする。
Appleは、この問題に対して最大40Gbpsの帯域幅のタイミングコントローラ「TCON」を新開発、実装する事で解決したようだが、これを実現してしまうのがAppleの凄い所と言える。
こうみると、4Kですら小さく感じる。
何とも恐ろしい話である。
次は5Kモニターに期待する
iMacが5Kの世界に突入したのだから、Appleには是非とも普通の5Kディスプレイを発売してほしいものである。もしAppleが汎用的(といってもMac用だろうが)な5Kディスプレイを発売したとなれば、他メーカーも黙っては焦れなくなるし、4Kモニターにも拍車がかかるというものである。
今回のiMacの発表は、そのOSであるMac OS X Yosemiteにも注目があったワケだが、私個人としてはやはり5Kディスプレイの外部利用ができたなら…という所に帰結する。
折角液晶パネルの微細化が進み、これだけ高解像度の環境が整ってきたなら、やはりより繊細で広いデスクトップ環境が欲しくなるのが人情というものである。
今はまさにその過渡期にあるわけだが、日本でも撤退したメーカーが増え、活気がないのも事実。実際、韓国や台湾のメーカーがほとんどメインになってしまっている。そこにAppleが一石を投じることで活性化するなら、ぜひともやってもらいたいところである。
これで、4Kディスプレイや5Kディスプレイがもっと身近になり、安くなると…いいなぁ…。