本屋なんかどれだけぶりに行っただろうか?
いつもならネットで…
最近、雑誌含めて本という本に関して、欲しいと思ったらネットで注文して購入というパターンばかりだった。
それで困る事もなかったし、必要な本のみを購入するという場合、ネットで購入する方が都合が良いのである。
というのは、私は本屋に行くと昔からつい買いすぎてしまう傾向があり、気がつけばホントに欲しいと思う本一冊に対し、目移りして衝動的に5冊別の本を買ったりと、余計な出費をしてしまうのである。
だから必要な本のみを注文できるネット購入は、私にとって都合が良い買い方なのである。本屋はなんだかんだとその場で目に止まった本の中を読めたりするのが問題なのである。
だから今回欲しいと思った雑誌を、本当はネットで買うつもりだった。
ところが…何がそうさせたのか?
つい魔が差したのか?
気がつけば仕事帰りに本屋に立ち寄っていたのである。
…いや、ホントに意識していなかったのだが。体が本屋の雰囲気を欲していたというのだろうか?
欲しい雑誌
まぁ、そんな前置きは良いとして、今回欲しいと思った雑誌というのが、実はコレ。毎月買っているというワケでなく、今月の特集がどうしても見たかったのである。
冬の絶景写真という見出しに強く惹かれたのである。しかもその撮影テクニックも紹介しているらしい…となると、どうしても欲しいと。
「ホントは左上の見出しのコスプレ撮影が気になったんじゃねーの?」
ダレだ、そんな事を言うヤツは(爆)
もちろんホントに冬の絶景写真が気になっただけである。コスプレ撮影は副産物でしかない。ホントだよ?w
まぁ、今月号が欲しかったもう一つの理由は、SonyのRX1RIIのレビューが掲載されているから、というのもあるのだが、私は昔から冬景色の写真が好きで、特に青空の中にある雪景色とか、そういうのが好きなのである。
…まぁ、紅葉の景色も好きだが、多分それ以上に雪景色なのである。
と言うわけで、この雑誌を購入したワケである。
アレ? E-M1は?
デジタルカメラマガジン2015年12月号の総力大特集である「冬の絶景写真」では、その写真を紹介すると共に撮影機材であるとかテクニックなどがいろいろ紹介されている。気になったのは、その撮影機材で、こういう時こそ防塵防滴かつ小型のE-M1がよく使われているのかな? と思っていたのだが、特集を読んでいて結果的にE-M1を使った写真が一枚もないという衝撃の事実を知った。
特に多かったのはキヤノンのEOSシリーズであり、結局E-M1はNikon、キヤノンのカメラの足下にも及ばないのね…と厳しい現実を知ることになってしまった。
まぁ、イメージセンサーの大きさとか、プロの世界だと結局そこに行き着くのね…。
と、自分の所有機材との差をちょっと感じなくもないが、今回の特集で参考になるのは、場所の紹介だけでなく、その撮影時間や撮影設定も紹介されているところ。だから気候さえ合えば、ひょっとしたら同じような写真が撮影できるかもしれない…というちょっとした夢を見ることができるw
まぁ、それを夢に終わらせないようにしたい所だが、撮影の世界は奥が深いので、その一助としては今回の特集は実に参考になると思えた。
やはり本屋は魔の巣窟…
で、このデジタルカメラマガジンを手にした時、ふと書棚の一角が目に入った際、そこで見てはならぬ本を目に留めてしまった。
技術評論社の「オールドレンズの新しい教科書」という本で、タイトルの如くオールドレンズを紹介している本である。但し、これは従来のオールドレンズの本と違い、高級なオールドレンズではなく、手軽にオールドレンズを楽しむ事に主眼を置いた本で、実にライト感覚のオールドレンズ本である。
簡単な手入れ方法なども書かれていて、ちょっと欲しいな、と思ったのだが…本屋に来るとこういう事が起きるから予想以上に金がかかるワケである…。
ま、今回は買わなかったが、オールドレンズに関する本はどこかで一冊は欲しいと思っている。今後検討する事にしよう。
ちなみに、この本には私が所有する、Carl Zeiss Jena Flektogon 35/2.4も紹介されていた。「万能標準レンズ」という紹介のされ方をしていた。
余談ではあるが、Carl Zeiss Jena Flektogon 35mmは初期モデルはF値が2.8でレンズのコーティングもシングルコートである。Carl Zeiss Jena Flektogon 35/2.4とは別モノと行ってしまえばそれまでだが、Flektogonは皆同じと思うとアレ? という事になる。
…ホントに余談だな(爆)
それと…残念ながらZeiss Ultronはこの本では紹介されていなかった。やはり「手軽に楽しむオールドレンズ」という枠からZeiss Ultronは外れてしまったという事かもしれない。なんか最近やたらと高騰してるしなぁ…。
しかし、こういうカメラの雑誌を読むと、ホント、カメラの世界は奥が深い。
まぁ、趣味性の高いものというのは、概ねほとんどのものが奥が深いわけだが、カメラの場合、ハードウェアとしてのカメラ自体も奥が深く、撮影という行為そのものも奥が深ければ、現像という撮影した結果を昇華する部分までもが奥が深いという、実にディープな世界であると最近感じている。
こんな世界に片足を突っ込んでいるという事実に、一抹の不安を感じるが、雑誌を見たりいろんな情報を得て、一つずつ狙った写真が撮れるようにして行きたい所である。
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