やっぱり…動作は軽い?
意外と使いやすい?
Windows10 Proにアップグレードしてから2日ほど経過したが、使っているといろいろWindows7と違いが見えてきた。
もともと、私はWindows8もWindows8.1もVAIO Duo 13で使用した事があるので、歴代Windowsは全て使ってきたと言えるのだが、メインとして使っているWindows7が最も使いやすいと思っていた。
実際、今でもWindows7の使い勝手の方がよいと思っている所も多々あるのだが、Windows10を2日使うと、Windows7よりも使いやすい部分というのも出てきている。
これは自分でも意外に思っている部分でもあるのだが、世間一般でWindows10を問題視している大部分は、Windows10の標準アプリにあるのではないかと感じている。
標準アプリを変更
とにかく一番の問題は、画像を表示したりするアプリがWindows8時代と同じアプリになっているという事。これはWindows7を使用していた人からするとかなり違和感がある。
なので、画像ファイルのプロパティから関連付けを前々から使用していたアプリに即座に変更してやる。これでストレスの一つはなくなるだろう。
同じように、動画ファイルも関連付けを変えて、他のプレーヤーソフトに変更してやる。但し、これはWindows7時代にメディアプレーヤーを使っていた場合は根本解決はしない。私はMPC-HC(x64)を使用していたため、これをゴッソリ変更してやるだけで従来と全く同じ使い勝手になった。同じように音楽ファイルも同じで、Windows7時代に使っていたソフトにゴッソリ変えてやればストレスは完全になくなる。
また、Windows7時代は、フォルダはPCやドライブ単位で表示されていたが、Windows8からはこれがエクスプローラーを基準に「よく使用するフォルダ」や「最近使用したファイル」が最初に表示されるようになっている。これが感覚的に非常に使いにくいと感じる一面でもあるのだが、これもフォルダオプション内で「クイックアクセス」を「PC」に変更してやる事で、エクスプローラーを開いた段階で以前のWindows7準拠の表示に近い形になる。
ちょっとしたカスタマイズでWindows7の環境にかなり寄せられるため、使い勝手にストレスを感じている人は見直すのが良いだろう。
動作が…軽い?
Windows10の最も評価すべきところは、やはりその起動の速さだと思っている。
Windows7もSSDに載せ替えた時にその速さに感動したものだが、それでもそれはSSDの恩恵であってOSそのものの起動時間によるものではなかった。
Windows8や8.1はWindows7に比べてかなり起動が速くなった、というのをVAIO Duo 13で感じたが、Windows10にする事によって更なる高速化を実感できた。
デスクトップもWindows10にする事で、その高速起動を十分感じることができる。というか、再起動を繰り返したりする時などは、明らかにその速さが違う事を実感できる。
また、起動時だけでなく、起動後も何かにつけて動作が軽いと感じる事が多い。
特に…これは今後改めて調査しないといけないのだが、私が以前問題視していた、キャプチャーユニット“MonsterX U3.0R”をアマレコTVでキャプチャしている際にプチフリ問題が出るという問題だが、これが劇的に改善している可能性が高い。
先程、アマレコTVでキャプチャしながらNiconico Live Encoder(NLE)を起動して配信する際の負荷を調べたところ、プチフリが一切起きないという状況だった。今までならNLEを起動しなくてもプチフリが頻発していたのに、全く止まる気配がない。もし解決しているなら、キャプチャ画面でゲームしながらゲーム配信なんて事も簡単にできるかもしれない。
全体的な動作の軽さを感じることも多い為、それだけでもメリットはあると言える。
使えなくなったもの?
私の環境ではドライバの問題等で使えなくなったものはDaemon Toolsだけであった。
しかもこのDaemon Toolsはバージョンが古かっただけで、最新のものを使用するとWindows10環境でも問題なく使用できている。
つまり、事実上私の環境では使えなくなったものが何一つない(但し今の所…)。
心配していた、PS4コントローラーをXboxコントローラーとして認識させるDS4 Toolsも、何ら問題なく動作している。
まだ一つ試していないものがあるのだが、それはAVIファイルが再生できるか? という事。コレ、意外と多くの人が実害を受けている(らしい)問題で、特にWindows7からのアップグレードによって起きているらしい(あくまでも予測。実際はわかりません)。
AVIファイルは、コンテナ(外装)ファイルで、コーデックが外側にある。だからこのリンクに問題が出たりすると再生できなくなるという問題がある。日頃mp4が主力なので、まだAVIファイルを再生していないので、近々試してみるが、もし問題が出る様ならMPC-HCで再生させてやれば恐らく問題なく使えるだろう。
あと、副産物としてメリットとなったのが、RAWデータのアイコンが中身の写真になった事。
今までWindows7ではOlympus Viewer3のアイコンだったものが、Windows10ではアイコンが中身の写真を表示するようになった。これでRAWデータをいちいち開かなくても、大凡何の写真だったかがわかるので、これは中々便利になったと思っている。
SSDの追加購入が不要になった
先日まで、Windows10にする事によって問題が出た場合、Windows7に戻す為に追加でSSDを購入…と言っていたが、結果的に購入せずにWindows7にロールバックできる事に賭けてWindows10にアップグレードしたワケだが、その結果は何ら問題がなく、追加購入の必要がなかったという状況になった。
これはこれで必要な予算が減った、という事で私的には助かったと言えるのだが…まぁそれでも予算が足りない事に違いはない。
まぁ、その予算の話は別にしても、Windows10に移行する事で環境としては随分と改善されたように思うし、思っていたトラブルが皆無であるため、今の所私にはメリットしかなかったという事になる。
Windows7でないとダメ、というのではなく、Windows10では動作しないかもしれない、という状況でアップグレードしないという人は、とりあえずアップグレードしてみて、ダメだったらロールバックするという手段を執ってみるのも良いのではないだろうか?
私のような複雑な環境であっても、問題なく動作している事を考えると、案外すんなりとグレードアップできる可能性が高いように思う。