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かまいたちの夜、リメイク

コレはもうオリジナルとは言えない。

サウンドノベルでなくなった

MAGES.がPS VITA用ソフトとして「かまいたちの夜 輪廻彩声」を来年2月16日に発売すると発表した。
価格はパッケージ版が6,800円(税別)で、ダウンロード版が6,000円(税別)となる。
かまいたちの夜といえば、私としてはSFC版、PlayStation版、ゲームボーイアドバンス版とプレイしていて、続編に関してもPS2版でその後2作が登場するが、移植版以外は全てプレイしている。
シリーズを重ねる毎に内容は面白くなくなっていく(爆)わけだが、第一作目はほとんどの人の評価が高い作品である。
そんな第一作目がリメイクされてPS VITA版として登場するワケだが、そのリメイクの内容が(悪い意味で)凄すぎて、もはやかまいたちの夜と呼ぶのもちょっと気が引ける作品に変貌してしまった。
まず第一に、かまいたちの夜といえば、そのビジュアルに登場する人物はプレイヤーの想像にイメージを委ねる影人間なのだが、今回のリメイクではバッチリキャラクターがデザインされてしまっている。
また、そのキャラクター達には声が当てられ、さらにイメージは固定化されてしまっている。
トドメはオープニングムービーで、主題歌まで存在するのである。

これはもう既にサウンドノベルとは言えない。
情報がネットで出回ったのはもう結構前の話なので、その当時から「これ、もうかまいたちじゃないよね?」なんて声が出る始末である。
さらに、キャラクターに絵が付いてしまった事で「思っていたイメージと異なる」なんて声がネットで言われると、その絵を実際に描いたイラストレーターがネット上で謝罪するという事態にまで発展してしまった。
イラストレーターは依頼によって絵を描いただけであり、その絵を監修した存在が必ずいるハズで、イラストレーターが謝罪するという事そのものがまず間違っている。
イラストレーターはおそらくネット上で言われる苦言に対して何かしないと…と責任感が働いたのかも知れないが、そこは仕事と割り切り、描いたイラストを監修した先が本来の責任元である、と開き直っても良い話である。
おそらく、イラストレーターが開き直ったとしても、責任元がこれら苦言に何かしらの対応をするとは考えにくいが、イラストレーターが謝罪した事で問題が複雑化した事は間違いない話である。
だが、この問題はハッキリ言ってしまえば、イラストレーターが悪いわけではなく、一番問題なのはこのリメイクを企画し、そしてその企画を通したところが一番の元凶である。
ただ、企画元もおそらくサウンドノベルの良さを殺したくてこの企画を考えたわけではないだろう。
おそらく、長らく下火が続いているアドベンチャーゲームに昔の良作を持ってくる事で現代の人にもそのシナリオの面白さを広めたい…こんな思惑だったに違いない。
だが、そもそもサスペンスとかサイコホラーとか、イメージで猜疑心や恐怖心を煽るようなタイトルでは、今まであえて抽象化していたイメージを固定化するような行為は愚策以外の何物でもない、という事に何故気付かなかったのか? 私はそれが残念でならない。

イメージは千差万別

私はかまいたちの夜がヒットした理由の一つに、登場人物が影人形だった事が一つの理由だと思っている。
影人形である事で、その登場人物のイメージを読み手に委ねるだけでなく、その場面の表情も読み手に委ねてしまう事で、読み手の想像は原作者が意図した面白さを超えると思うワケである。
これは、原作小説ありの映画などを観るとよく分かる。残念だが、原作小説の方が最終的には面白いと感じる事が多いのである。
映像というビジュアルは、観る者の想像を固定化させてしまうため、状況は解りやすくなるかも知れないが、それ以上のイメージは生まれにくい。
文字だけというと、煩わしいように思うかも知れないが、そこから生まれる想像は、何物にも代えがたいビジュアルが生成され、強烈なイメージを読み手に焼き付ける。
かまいたちの夜という作品は、そうした読み手にイメージの大部分を依存した作品だと私は思っている。
そんな所に、イメージを完全に固定したリメイク作品が登場すれば、ほとんどの人が拒絶反応を示す事は言うまでもないし、今までかまいたちの夜をプレイした事のない人ぐらいしか興味を示さない。
いや、今回初めてかまいたちの夜を知ったという人であっても、このイメージが固定化した作品を面白いというかどうかはまた別モノである。もともとの作品設計がイメージを読み手に委ねる形のものである以上、そもそもの面白さは半減した状態で提供される可能性もある。

ビジュアルノベル化がもたらすもの

こうしたスタイルの劇的変化によって、今回加えられたものに前述したオープニングムービーがあるが、その中で使われる主題歌「HAKU-GIN」は、アイドルユニット「エラバレシ」が担当するとしている。
また主題歌そのものは作詞・作曲には、ドワンゴ取締役兼子会社MAGES.の代表取締役会長である志倉千代丸氏が行なっている。
まぁ…作詞・作曲担当者は想像に難くないが、アイドルユニットを引っ張ってくるという所にも、本作の方向性が今までと全く異なるベクトルでもって作られている事がよくわかる。
これが良い方向かどうかは別として、旧来のファンの大部分から拒絶される事はこの流れをみても理解できる話である。
ジャンルが「サウンドノベル」から「ビジュアルノベル」へと変化した結果が、良いものになってくれれば良いが、現時点ではそれを期待するのはかなりハードルが高いように思えるし、何より、それによって得られるファン層は全く異なるだろうと思う。
旧来ファンを取り込むことを辞め、新しいファンを獲得する方向で企画したリメイクだろうから、私は静かに今回のリメイク作品がどのような結末に収まっていくかを静観したいと思う。

案外大ヒットした、とかだったりして(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    かまいたちもそうなりましたかー。
    第一作目をプレイして、震えが来る程に衝撃を受けた身としては、違う意味で衝撃を受けないと良いなと不安になります。

    小説を、臨場感のある効果音や曲でより感情移入させ、没頭させる上手いやり方ですね。
    サウンドノベルとは上手いネーミングだなと当時感じたのを思い出しました。

    しかし、明確な形が無ければ受け入れられない時代なんでしょうかね?
    挿し絵が当然の如くあるラノベ等のサブカルで育った世代は、想像力が乏しくなっている?
    流石にそこまでは行っていないと信じたいものです。
    旧作の名を引き継ぐのなら、コンセプトも引き継いで欲しかったです。
    二作目以降でジャンルがミステリーやサスペンスからホラーに変わりましたが、想像にお任せしますって部分は変わらなかったのに…。

    • アバター画像 武上 より:

      多分、昔のスタイルでも十分売れたと思うんですよね。
      売り手がメディアミックスしたいだけ…私にはそう思えてなりません。
      メディアミックスに展開すると、本筋とは異なる路線で予想外のヒットが出たりする事がたまにあるので、それを狙っているとしか思えないです。

      あと、新しい追加シナリオを竜騎士07氏が担当してるってところでも、いつもと違った切り口にしたかったのかもしれませんが…氏のサスペンスはサスペンスじゃないという人もいるので、この辺りも人選的にどうなのかな? と。
      どっちにしても、OPを見る限り見当違いのベクトルに乗っかってるように思います。
      多分もう手遅れ…(-_-;)

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