私の予想以上だった…
三冠達成とか…
2017年もカメラグランプリが実施され、オリンパスが大賞、レンズ賞、あなたが選ぶベストカメラ賞で三冠を達成した。
その中の大賞とあなたが選ぶベストカメラ賞はE-M1 mkIIが受賞という快挙で、私の当初のE-M1 mkIIの評価とは大きく異なる結果となった。…まぁ、私もE-M1 mkIIが悪いカメラだとは思っていなかったし、逆に良いカメラだとは思っていたのだが、気に入らなかったのは高感度耐性だけだったというだけの話。元より良いカメラだという事はわかりきった事である。
大賞を受賞した理由は、高い連写性能に加え、AF性能アップによる動体追従性の向上、強力な手ブレ補正機能、防塵・防滴性能を兼ね備え、プロ/アマ問わず幅広いシーンで使える点だという。
また、あなたが選ぶベストカメラ賞の受賞は基本Web投票で決まった事だが、その投稿者コメントでは、一眼レフに負けない動体追従性能、手ブレ補正機構の強力さ、これからのカメラの方向性を見せた点が主な投票理由だそうである。
どちらにしても、理由としてはミラーレスが一眼レフ並みになったという事の評価と、手ブレ補正機能の性能を評価したもの、と言えるだろう。
レンズ賞では、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROが受賞しており、高倍率ズームレンズながら高い描写性能を持ち、E-M1 mkIIの組み合わせで最大6.5段分の手ブレ補正効果を得られる事など、被写体や撮影場所を選ばない点が評価されたようである。
その他では…
他にもカメラ記者クラブ賞というのがあり、これは大賞受賞製品を除くすべてのカメラと写真製品、機材を対象に大衆性や話題性、先進性に特に優れた製品が選出される。
この賞を受賞したのは、ニコンD500と富士フィルムGFX 50Sである。
ニコンD500は、D5から継承したAFセンサーなど充実の基本装備を持ちながら、一般ユーザーでも手の届く価格帯で発売され、外装やファインダーの品位など高級機と呼ぶに相応しいカメラに仕上がり、一眼レフカメラの魅力を改めて感じさせる点が評価されたようである。
富士フィルムGFX 50Sは、言うまでもなく中判ミラーレスカメラという新ジャンルが評価された模様。今の所国内カメラではライバル不在という先進性が評価されたのだろうと思われる。
一つの完成形
E-M1 mkIIは今にして思うと一つの完成形に手が届いた製品ではないかと思う。
マイクロフォーサーズというフルサイズの1/4の面積しかないセンサーの中で得られる性能を突き詰め、それに小型筐体の中に詰め込めるだけの手ブレ補正機能を凝縮し、そこから一眼レフ並みの高速処理をフルデジタルで処理できるだけの性能を持たせたという事は、現時点でミラーレスでは到達点に達したと言っても過言ではないように思う。
もちろん、まだまだ高性能化していきたい部分は多々あるだろうが、一眼レフに並んだという部分が、一つの到達点ではないかと思う。
そういう意味で、カメラグランプリで大賞に輝くだけの意味は十分持っている、という事なのかもしれない。
うーん…予算がどうにもならないから、まだ買えないけど欲しいという欲求が出てきたな。
欲しいモノの優先順位を考えれば、どうしてもPC入れ替えが優先的になってしまうので、まだまだ買うまでには行かないかも知れないが、この性能は買うに値する、という事は憶えておく事にしよう。
ミラーレスユーザーが増えている今、ソニーやフジを抑えて三冠とは驚きました。
現状の技術では理想に近いカメラって事なんでしょうかね(大きさや重さ等も含めて)。
これから先の指標として、MarkIIと比較して云々…と言われそうです。
ソニーは早々に新技術を突っ込んできてますが、何らかのパラダイムシフトが無いと超えるのは大変そう。
最近のオリンパスレンズは高性能で良いんですが、個人的には30mmマクロみたいな手を出し易い価格帯のレンズも欲しいですね。
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高感度耐性は私が考えていたよりも要求能力としては低かった、という事かもしれません。
いや、それ以上に、高速AFや処理といった面の要望が強かったと言うことなのかもしれません。
それを両者共に実現したE-M1 mkIIは、確かに大賞となるだけの資質はあったという事なのでしょう。
今のオリンパスは完全にプロ仕様を念頭に置いた高級路線を突き進んでいるので、リーズナブルなレンズというのが出にくい傾向にあるのかもしれません。
問題はPENの売れ行き次第でしょうね。
PENが売れればそれに見合った価格のレンズが発売するでしょうから。
総出なければ、単価の高い製品の方が利益率が高いだろうから、業績の面から見ても高級路線で突き進んでくるでしょう。
バランスの難しい話かもしれません(-_-;)
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