NieR:Automataをプレイしながら感じた。
まとめて買わなかった事が原因
昨年12月頭に新PCへ移行を開始した現行メインPCだが、今更ながら「金かかってるなぁ」というのを先日購入したSteam版「NieR:Automata」をプレイして改めて思った。
というのは、最適化されておらず、世間から重い処理と言われたNieR:Automataを、高画質モードで難なく動作させ、稼働させているところを見ても、この現行メインPCがウルトラハイエンドとは言えずとも、それなりの性能を保持したPCであるという事は間違いないと思う。当初はここまでのスペックにするつもりは無かったと自分では記憶しているのだが、気がつけば各パーツに妥協している部分が見当たらないほどの組合せになっていて、総金額を後から見てただ驚くという状況である。
現時点で唯一妥協したかな、と思っているのがM.2 SSDで、Transcendの512GBをセレクトしたのは価格優先で考えたからだ。今にして思えば、速度や発生する熱を考えれば、SamsungのEVOシリーズを購入するのが妥当というものである。
また、後から追加した空冷ファンにしても、ケース内に一定の風量を確保するだけなら、もっと安い空冷ファンでもよかったはずなのに、気がつけばコルセアのML120 PRO LEDという、1基で3,000円ほどするファンを4基も導入した。
人によっては、120mmファンよりも140mmファンで回転数を落として静音化するところを、あえて風量を稼ぐために120mmを選択して数を増やすという方法を採った。
ハッキリ言ってバカみたいな選択だが、これで最終的な総額が上乗せされた事を考えるとバカの極みである。
初めて買ったハイエンド
今回、私は初めて最上位のビデオカードを購入した。
業務用という意味ではなく、あくまでもコンシューマ用としての最上位だが、Radeon RX Vega64という、現在のAMDのコンシューマ用ビデオカードの最上位品に手を出した。
これもある意味バカみたいな選択で、Vega64とVega56で比較ベンチマークがネット上に出回り、効率を求めるならVega56の方が買いと言われている中で、あえてVega64を選択している。
Vega56と比較すると、価格も上がれば消費電力も上がるという選択である。確かに最終的な絶対的性能という面ではVega64の方が上位にくる事は間違いないが、消費する電力の大きさを考えると、決して賢い選択ではない話である。
AMD…というかATIのビデオカードを買うのは相当に久しぶりだったのだが、今回Radeonを選択した理由は、の純粋なGPUとしての活用もさることながら、映像の付加価値を高められる機能を持っているからだ。しかし、その映像の付加価値、つまりFluid Motionという機能は、極端な事を言うとVega64であろうとAシリーズのAPUであろうと、結果として出力されるものは同じで、ともにGPUの能力を数割使用するレベルである。つまり、Vega64でなければならないという事は全くない話である。
ここまでの話で見ても、端から見てれば、私のセレクトはバカみたいなパーツ群で構成されている、と言えるだろう。
後悔はしていない
だが、だからといって私は後悔はしていない。
理由は単純で私の思い描いた結果が今目の前にあるからだ。
Radeonの付加価値のある映像機能と、NieR:Automataを高画質機能で難なく動かす処理能力、さらにその上で別のプログラムを同時に走らせても処理落ちしないマルチスレッド性能とマルチメディア能力、16GBのRAMディスクを構成しても残りの16GBで問題なく各種プログラムを動作させられるメモリ空間、まだまだ余力のある各種性能…どれを取っても、以前のIvy Bridge搭載PCと比較しても、何も困らない性能が目の前にある。
まぁ、コストがかかっているのだから当たり前と言えばそれまでだが、今の要求を全て飲み込んだ上でまだ先があるという余裕は、使っていて実に頼りがいがある。
まぁ…昨日も記事にしたが、Ice Lakeが登場する頃には、さらなるマルチスレッド性能を求めてしまう可能性はあるが、現在のCore i7-8700Kは6コア12スレッドなので、当分は問題なく運用できるものと考えられる。
ま、上を見ればキリがない、という事である。
それに、今これだけの事をしておけば、後々パーツ交換する際に、あれもこれも…という事が少ない。
長期に使って行く為には、初期投資はそれなりに必要だという事を以前の経験から知っているからこそ、ここまで出来た、とも言える。
ま、これは私のやり方なので、これから自作PCに踏み込もうという人は、あまり私のやり方は参考にならないかもしれない。
こういう事は、人それぞれなので正解が存在しないのだから。