今後が楽しみな一品。
自作PCをシミュレート
PC Building SimulatorというゲームをSteamで買う事ができる。
これは、Steamプラットフォームのゲームで、PCをパーツから組み上げていくというゲームなのだが、コレが一部パーツメーカーの公認を得ていて、荒削りな所もありつつ、各メーカーの拘りの仕様が垣間見えるゲームとなっている。
具体的には、自分がPCの製作及び修理業者となり、メールで注文を受けて顧客に応じたPCを作ったり修理したりするゲームで、実際にPCケースの中を開けて各パーツの交換をしたりする事を目的としたゲームである。
このゲームのスゴイところは、単に各パーツを組合せるだけでなく、ちゃんと配線までやったり、あとネジ留めまでしたりしなければならないという細かさにある。
最初は面倒と思うかもしれないが、実際のPCの組立てでもそうした事はするわけで、このゲームをプレイする事で、実際の自作PCを組立てるための知識は一通り得られるように思う。
このPC Building Simulatorを実際にプレイしている動画が、YouTubeなどでは結構アップされているのだが、我らが自作PCの神「改造バカ」こと高橋敏也氏もそれをプレイしており、先日動画が公開された。
今後まだまだアップデート
このPC Building Simulatorだが、動画を観れば分かる通り、結構細かいところまで拘っている。
CPUファンを交換すれば、当然だがグリスを塗布しないといけなかったり、ちゃんとした排熱ができていないと、熱暴走まで起きたりし、トラブルまで再現しているところがある。
自作PCユーザーにとって、陥りそうなミスによってトラブルが起きたりするところは、まさにSimulatorと呼ぶべきゲームである。
まだ水冷ユニットの搭載ができなかったり、またM.2スロットを使用したパーツが実装されていなかったりと、まだまだ細かい所にまで手が届いていないところもあるのだが、それらは今後アップデートされて登場するというから、今後まだ成長するゲームと言える。
このようなゲームが、Steam上とはいえ、2,000円ほどで購入できる。
自作PCを実際に作っている人にもお勧めだが、何よりも自作PCに興味はあるけど手が出せないという人にこそ、このゲームは遊んで欲しいと思う。
ただ、コストがドル建てだったり、パーツが欧米中心の構成なので、実物を組立てる上ではちょっとパーツ選定に難があるかもしれないが、それでも基本的なところは抑えられているので、知識を得るには十分な内容である。
日本語へのローカライズもちゃんと出来ているので、今後のアップデートを期待しつつ、購入、プレイしてみてはどうだろうか?