より速く、より多く。
SD Express
「MWC Shanghai 2018」にて、超高速SDカード「SD Express」及び、最大128TBまでの大容量を実現する「SD Ultra Capacity (SDUC)」が、SD 7.0として仕様策定された。
SD Expressでは、PCI Express 3.0を利用し、NVM Express 1.3をプロトコルに転送を行なうことで、最大985MB/sの高速データ転送を実現する。
従来はUHS-IIIで最大624MB/sだったため、それよりも1.5倍以上の高速化が実現している。
カードそのもののフォームファクタは従来と変わらず、UHS-IIで追加されたピンをPCIe接続に利用している。もちろん後方互換も備えているため、SD/UHS-Iによる転送も可能だが、前述のとおりPCIeが追加ピンを利用しているため、それらを利用するUHS-II/III接続には対応できない。
SD Ultra Capacity
SD Ultra Capacity、つまりSDUCではSDXCの2TBを超える、最大128TBまで容量を確保する事ができる。
こちらはSDからUHS-I/II/IIIおよびSD Expressまでカバーされており、フルサイズのSDだけでなくmicroSDも含まれる。
あの小さなカードの中に128TBという大容量が入るかと思うと、スゴイ時代になったなと感じる。
これに合わせて、DRAMや他のメモリにも大きな進化があると良いのだが…。