9月が近づくと毎年この話だな。
マルチアングル
この時期になると、全世界のiPhoneマニアから次期iPhoneの話が活性化してくる。噂だけで言えば、新機種が出た直後くらいから次期iPhoneの噂が出始めるが、当然その時の話は信憑性も薄く、夢みたいな話になるが、夏頃に浮上してくる噂に関しては、かなり確度の高い話が中心になる。
現時点では、新たにProシリーズという名称が使われるようになり、Proシリーズは背面に広角、標準、望遠の3カメラを搭載し、それらで同時撮影した画像を合成する事でHDR画像を生成したりできるようになるという。
さらにビデオ撮影でもこの3カメラは威力を発揮し、リアルタイムで調整を掛ける事ができるようになるという。
3カメラがどのような配置で外観上の特徴になるのか気になる所だが、スコープドッグみたいに回転式になると面白いのに…とか思う私は病気かもしれない(爆)
また、これが地味に効いてくる改善なのだが、Face IDセンサーがマルチアングルに対応するようだ。より広い角度で顔を認識し簡単にロック解除できるらしい。どれぐらい広い角度かというと、机にiPhoneを置いた状態でも角度のついた顔を認識できるという。これで机に置いた状態でロック解除する上で困る事はなくなるだろう。
A13
また、搭載されるプロセッサはまたしても進化してA13となる。A12 Bionicと中身としてどこがどう違うのかはまだよくわからないが、コプロセッサ「matrix」が内蔵される事は判明している。
A13はコードネーム「Cebu」と呼ばれており、7nmプロセスのEUVリソグラフィという製造方法が採用される。大幅にGPU性能が引き上げられると噂されているが、17%の高集積化、10%の省電力化が期待できるプロセッサだという。
現時点でもA12 Bionicの性能はAndroid勢が使用するQualcommのSnapdragonシリーズと比較して性能的優位を持っているので、A13が登場するとさらにその性能差は開く事になる。
が、この辺りは新製品がポンと出てくると性能差バランスは一気に変動するので、今の所Appleが優位とだけ考えておくぐらいでいいと思う。
それにスマホのCPUは現時点において単純な演算性能が求められるというよりは機械学習性能やセンサー処理性能など、従来のコプロセッサが処理する項目に比重が傾いているところがあるので、CPUとGPU、コプロセッサの性能バランスと省電力性が求められている。
そこにどのようなアプローチをかけるかで性能指標も変わる為、単純なベンチマークテストによる性能比較は最重要ポイントではなくなっているように思う。
どちらにしても、AppleサイドとしてはA12 Bionicよりも更なる高性能品という位置付けでA13を開発、新機種に搭載するという事である。
ちなみに今回発表される新型すべてにA13を搭載する、と言われているので、モデルによらず、その性能の恩恵は受けられるだろう。
5Gはお預け
これは前々から言われていたことだが、今度の次期iPhoneにはまだ5G通信機能は搭載されないとされている。
もともと5Gモデムとして調達先をQualcommにするのか、それともIntelにするのかの論議でかなりの時間を費やし、その後Intelのスマホ向けモデム事業をAppleが買収するという動きとなった事から、まだ搭載する製品そのものが上がっていない。
また、世界各国のインフラにしても本格的に5G通信が普及するのは2020年以降と言われているので、現時点で5G通信が可能でなくても困る事はない。
ただ、この先3年以上使っていこうと考えると、後々には物足りなくなるかも知れない。
この部分で考えれば、次期iPhoneは「買い」なのか「待ち」なのかは結構微妙な話になるのでないかと思われる。
私は買替えるのか?
私は現在、iPhone Xを使用している。
言わば前々機種を使用しているわけで、来年3月に満2年使用した事になる。
流石に毎年更新する事はないので、2年サイクルで買替えるという流れが通例になっているのだが、前回のiPhone6 Plusの時は3年4ヶ月使用しての買替えだった。
バッテリーの関係から4年持たせられるかが一つのポイントになるのだが、個人的には3年サイクルの買替えが丁度良いのかな、と思っていたりする。
もちろん、総務省の通達で各キャリアの新型機提供価格が大幅に変わっている現状があるので、今後は3年サイクルがベストなサイクルなのかも不明だが、少なくとも今年発表の機種への転換はないな、と思っている。
そういう事を踏まえて考えると、今後は4年サイクル、或いはそれよりも長いサイクルでの買替えになる可能性が高い。
前述したように、総務省から通信費の価格を下げるように通達を受けた各キャリアは、そもそもの端末購入から通信費の価格までを大幅に見直した結果、従来のような購入サポートを受けにくくなっている現状がある。
これはiPhoneに限らない話で、いわゆる高級スマホは軒並み買いにくくなると考えられる。この時、買換サイクルをどうするのか、というのは、おそらく今後全てのスマホ使用者に降りかかる問題だと言える。
日本はMVNO等の参入に重点を置きすぎて国民が新しいスマホに買替えにくい体制になったのではないか、とちょっと思っている。
自由競争は必要とは思うが、消費者が躊躇ってしまうビジネス形態にしてしまうのは本末転倒のような気がするが、そう思うのは私だけだろうか?
何はともあれ、もう1ヶ月もすれば次期iPhoneの情報であふれかえる事になる。
Appleのビジネススタイルの変化もあるが、そのプロダクトには依然として人を惹きつける力がある。
今後の続報を待ちたい。
むせぶw
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いやー、背面の3眼カメラは、やっぱり回らないとダメでしょうw
手が付けられていてアーム(ARM)パンチが出るとか、ローラーダッシュできるとか、そういうのでもいいけど、それになるとスマホが一人歩きしてしまう(爆)
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