こだわりの会社が復活。
商号セガ、爆誕?
セガは現時点ではセガゲームス(SGC)とセガ・インタラクティブ(SIC)という2つの会社に分社されている。
これはアミューズメント中心の開発・販売を行うセガ・インタラクティブと、携帯電話やPC、スマートデバイス、家庭用ゲーム機向けゲームコンテンツの企画・開発・販売を行うセガゲームスというように、扱うモノによって2社に分けているわけだが、昨日の12月25日に、セガゲームスがセガ・インタラクティブを存続会社として吸収合併し、一部連結子会社に商号変更、新たに「セガ」という社名とすることを決定した。
これは、海外のパッケージゲーム分野の業績が好調となったが国内でのモバイルゲームを中心としたデジタルゲーム分野が低迷した事に起因しており、2020年3月期を最終年度とした中期経営計画の目標の達成が困難と判断した結果のようで、国内のリソースの再配置、世界市場における競争力を強化する事を目的としているらしい。
まぁ、海外の動きと国内の動きは異なる事が多いのが今の時勢なので、こういった組織体制の変更をもって対応していくというのは、今の世の中どの企業でもあり得る話。
こうした動きの結果から、社内の技術者を大幅に失った会社もあるが、SEGAは今の所そういった事もないようで、こだわりのある商品展開ができる人材をより適確なところに再配置して、より強いメーカーとして再生しようというのだろう。
これにより、統合された会社の商号は「株式会社セガ」となり、かつてのセガが戻ってきた、という感じになる。
詳しくは、以下の公式サイトを参照願いたい。
セガ企業情報サイト -株式会社セガホールディングス-
https://www.sega.co.jp/release/191224_1/ (現在リンク切れ)
こだわりの一品を
今年のセガの動きを見ていて、一番印象に残ったのはやはり「メガドライブミニ」の発売だったように思う。
ただのメガドライブの焼き直しにせず、かつてのメガドライブをいろんな意味で復刻したそのこだわりは、他のミニシリーズを発売したメーカーとは明らかに異なる対応だったし、挙げ句、ただのモックアップにしかなっていないメガCD含めたメガドラタワーまで再現したそのバカさ加減は、セガマニア達には相当に受け入れられたのではないかと思う。
かくいう私も、自宅にメガドラタワーミニが存在しているワケだが、私は次はメガCDミニを検討してもらいたいと思っている。
ただ、こういうハードウェアとして製品を造り込むのも良いが、場合によってはセガ系ゲームをサブスクリプションで提供し、クラウドゲーム化するようなサービスでも良いのかも知れない。
…いや、Googleとか見てると、まだこのサービスは時期尚早だなw
とにかく新しいセガが再生する。
この事をセガを愛好する人達は喜ぶべきだろうと思う。
メガドライブミニの動きを見れば、セガのこだわりを理解した人が相当数に達している事はわかるはず。
そうしたマニア達が「やっぱりセガだ」と言えるようなビジネスを新生セガには期待したい。