着るクーラーとはなんぞや?
首元にセットする空調機
Sonyから「着るクーラー」ことウェアラブルスタイルの冷温デバイス「REON POCKET」を一般販売するというアナウンスが行われた。
これは元々昨年7月にクラウドファンディングを行って、公開一週間で6,600万円の資金を調達したプロダクトで、「着るクーラー」という言葉通り、身に付けるクーラーとして人気を博した製品である。
首元に装着する小型ユニットが本体で、これを収納ポケットを備えた専用インナーウェアと組み合わせて使用する。
本体のコントロールはBluetoothで接続したスマホのアプリで行い、温度調節を冷温それぞれ4段階で設定できる。大凡、夏は体表面温度を-13℃、冬は+8.3℃に温める事ができる。
今回一般販売された製品は、クラウドファンディング時の製品を改善しており、オートモードのアルゴリズムが改良されている。また、設定時間を増やしたマイモード、便利なクィック起動の機能を備えている。
本体と組み合わせるインナーウェアは、東レインターナショナル製のもので、極細ポリエステル素材を使用している。サイズはS/M/Lの3サイズを用意しているが、それ以上の大きさのものは用意されていないので、体格の大きな人は専用インナーウェアは使用出来ないと諦めるしかない。
REON POCKET
https://reonpocket.sony.co.jp/
専用インナーウェア必須?
ただ、この機能だけを見ていると、本当に専用インナーウェアが必要なのかがよくわからない。
おそらく、専用インナーウェアは「REON POCKET」の空調から出された風を体内に行き渡らせやすい構造になっているとは思うが、普通のインナーウェアでも本体を固定する事さえできれば、利用できそうな感じがしないでもない。
ただ、その時には性能値として夏は体表面温度を-13℃、冬は+8.3℃に温める事が出来ない、という事ではないかと思う。これが-11℃~+5℃だって、何ら問題はない、という場合は、何となく専用インナーウェアでなくても使えそうな気がしないでもない。
実は意外とスマート
ここでいうスマートというのは「細い」という事ではなく「賢い」という意味。
この「REON POCKET」は、身に付けている人の活動状況によって、その温度を調整するようである。
オートモードにすると、身に付けた当人の活動状況に応じて適切な温度レベルを設定して調整するという。なので通勤時などで、歩き始めは温度レベルを低くし、歩き続けるにしたがって段階的に温度レベルを高くし、より涼しく自動調整するらしい。
ただ、周囲の温度などを観測するセンサーが付いているかどうかわからないので、止まっていても混んでいる電車内だったら動いていないので、その温度レベルは低いままかもしれない。この辺りをカバーする為にマイモード(自分で動作設定するモード)があるのかもしれない。
一応一般販売が始まった、という事だが、実はまだ品薄というか品切れ状態が続いているようで、入手は難しいと言える。
徐々に生産が整っていけば入手性も上がるだろうから、急がないようなら待って購入すれば良いだろう。
今すぐ欲しい、という人は、少しだけ定価よりは高いが、一応Amazon.co.jpで買えそうな感じではあるので、検討してみてはどうだろうか?
※現在は4世代目が登場。
昔、作業着にファンついてて、バッテリーで風邪送るやつ想像しちゃいました。
というか、SONYこんなんもだしてるのね(´・ω・)
というわけで、実機レビュー期待してますねw
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私、今の所購入予定ないよ?w
ちなみに、作業着に電動ファンがついている服は、現在は「空調服」という名で普通に販売されています。
だいたい15,000円弱という価格で売られているので、比較的手の出しやすい製品かと思います。
REON POCKETは、そんな空調服とは違い、ペルチェ素子で冷やすのでその冷気はまさにクーラーと同じと言えるかも知れません。
でもペルチェ素子って、冷やす側の反対は熱くなるハズなんだけどな…。その熱はどうやって逃がしてるんだ?w
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