私はまだiPhone XのOSをiOS14にアップデートしていない。理由は対応アプリケーションの動作確認待ちである。
いつアップデートできるのやら…
PCでも何でもそうだが、OSのアップデートというのは新機能やバグフィックスなど、とても重要であるのと同時に、今まで安定動作していたものが不安定になるかもしれないというリスクにまみれている。
私はそうしたリスクを回避する為、特にiOSに関してはアップデートは相当後にならないとアップデートしない。
インストールしている全てのアプリの対応確認ができないとアップデートしない…とまでは言わないが、主要なアプリの動作確認が終わらないとアップデートそのものは行わないようにしている。
その主要なアプリというのは、主に銀行系アプリ…キャッシュレス決済で使用するアプリも含めたものを中心に、銀行口座にアクセスできるアプリや店舗で使用するアプリなどである。
これらは、急に利用できなくなると被害が甚大なので、特に注意しているもので、最近はキャッシュレス決済が当たり前に利用出来る環境であるが故に、注意が必要と思っている。
他、スマホゲームとしても2~3本の対応は確認しているが、そんなのは優先順位としてはかなり低い。
おそらく、このような判断をしているのは、私だけではないはずだ。もうキャッシュレス決済が当たり前のような状態だと、それが使えなくなったり、誤動作するような状況になると、日常生活に問題が出るレベルになってしまう。
なので、Appleはそうした状況が重要だという認識の上で、iOSのアップデートを精査して欲しいところである。
トラブルは起きる
ただ、そうは言っても全て確認できるわけではないので、トラブルは起きる。
ハードウェアとOSを限定しているAppleですらトラブルが起きるのだから、ハードウェアが一定の規格で決まっているとは言え、メーカーなどが揃わないAndroidやWindowsなどは、そうしたトラブルと無縁でいられる訳がないというのもわかる話である。
ただ、ここ最近、そうしたアップデート後のトラブルが非常に多くなっている感じがしてならない。
あとで修正データを配布すれば良い、という安易な決定が、確認を甘くしているのかもしれないが、アップデート後に何故それが見つかってしまうのか? と思うような不具合が出たりする事がある。
それだけソフトウェアの規模が大きくなってきているという事の現れでもあるのだが、アップデート前の確認フェーズをもっとしっかりやれば、もっと不具合は減るのではないかと思うが、残念ながら今もってあっ不デート後の不具合報告が減る感じはあまりない。
もし、今の時代にアップデート後のトラブルが一切無い、という状況を作り出したなら、それはある意味伝説になるかもしれない。
タイミング
このように、iOS14でもアップデート後のトラブルが未だに存在していたり、また対応アプリケーションの確認がまだ終わっていないなどの状況から、私は手持ちのiPhone XをiOS14にアップデートしていない。
タイミング的にいつ頃アップデートできるのかすら、今のタイミングで見えていない。
せめて銀行系、キャッシュレス系などが対応を表明してくれると、アップデートに踏み切る事が出来るのだが、未だそれらも確認が終わっていない。
各銀行系のアプリケーションを提供している開発メーカーは、対応の確認をしているのだろうか?
この返答によっては、私はまだまだiOS14への切り替えができない事になる。
常に情報更新があるのを確認しているのだが、一体いつになったら動作確認が終わるんだろう…。
というわけで、一定の確認が終わるまで毎回Windows版iTunesに接続する度にアップデートを促される日々が続く。
何とかしてくれ orz