ついに5,120×1,440ドットでゲーム向き製品が登場。
DualQHDで165Hz
オランダのPhilips社より、WQHD2枚分にあたるDualQHD解像度ながら165Hzという高速リフレッシュレートに対応する49型液晶モニタ「498P9Z」が発表された。
同期技術Adaptive-Syncをサポートし、ダイナミックレンジもVESAのDisplayHDR400認定を取得するという気合いの入ったモニタで、ハイダイナミックレンジと高リフレッシュレートを同時に実現できる5,120×1,440ドットモニタである。
パネルはVA方式で、1800Rの湾曲構造となっている。パネルの機能としては、画面のちらつきを抑える「Flicker-Free」、ブルーライトを低減する「LowBlue Mode」の機能を搭載する。
また、本製品に対して2台のPCを接続した際、キーボードとマウスを本製品につないで切替える事ができるKVMスイッチにも対応し、横長の画面を有効に使えるようになっている。その際、有効となるUSBはUSB3.2規格に準じる。
但し、リフレッシュレートは165Hzと前述したが、それはDisplayPortに接続した場合であり、HDMI接続の場合は75Hzに制限される。
DisplayHDR400に対応するが、表示色は1,680万色なので、色深度は8bitまでとなるのが残念な所ではあるが、色域はDCI-P3で91%、AdobeRGBで89%であり、sRGBであれば122%となる。
現在発売されているモニタの中で、これだけ横長のモニタでありながら、ゲームに適したモデルは他にはないと言えるだろう。
横長の没入感
当Blogでは、ウルトラワイド液晶を取り上げる事が多いのだが、それは私自身が34インチの3,440×1,440ドットの21:9横長モニタを使用しているからである。
一度、この横長モニタを利用すると、その便利さから手放せなくなる事がよくわかる。
普通に考えれば、4Kモニタのように縦幅も広い方が良いのでは? と思うかもしれないが、横長である事の意味の方がとても大きい。
ゲームなどをプレイしていても、ちょっとした情報を横に並べる事ができるという使い方もあれば、単純にゲームに全画面を使い、横の情報を広げ没入感を高める事もできる。
とても重宝するのである。
私は、この21:9のウルトラワイドモニタの横に、さらにWQHD、つまり2,560×1,440ドットのモニタを並べて、デュアルモニタとして運用している。
閲覧頻度の低い情報などはWQHDモニタに表示したり、ゲームをウルトラワイドモニタ全面に表示している時は、このWQHDモニタにちょっとした情報を表示させるという使い方をしている。
人によってモニタの使い方はいろいろとは思うが、ベゼルのない、広い横長モニタは、それだけで見ていて違和感を感じることなく使えるので、とても便利である。
問題は設置場所
このような大型モニタの場合、とても困るのが設置場所である。
普通に頭上の開けた机上に置くだけなら、大型モニタは置くだけで良いのだが、PCラックを使っていたり、机上でもその上に棚があるタイプだったりすると、大型モニタは直接机上に置けない場合がある。
私の場合、上に棚のあるPCラックを使っていて、何とか34インチのウルトラワイドモニタを入れる事はできたが、これ以上の上への余裕がないため、もしもう一つ大きいモニタを置く場合は38インチの横長モニタが限界だろうと思われる。
なので、今回紹介した49型モニタは、私の場合では置き場所の関係から使えない、という事になるのだが、そもそも机上にWQHDモニタを2枚設置している人は、本製品と置き換える事で、今よりも机上はスッキリする事になるのではないかと思う。
当Blogでは横への解像度ばかり追求している事を書いているが、ホンネは43インチの4Kモニタが欲しいと思っている。
私は縦幅の広さも欲しい人なので、もし43インチ4Kモニタが置けるなら、そのモニタ1枚で全てを集約してしまいたいところである。
広い空間が欲しい…。
ながい
でかい
たかい
なんて贅沢なモニターだw
返信
ん~、横長モニタは一度使うとその便利さに驚くよ。
ま、PC作業への依存度にもよるんだろうけど。
私は置き場所があれば使いたいぐらいだけどね。
今でこそモニタは5万円以下が当たり前かもしれないけど、昔はモニタだけで10万円超えが当たり前だったし、その10万円超えのモニタの品質もそんなに良いわけじゃなかった。良いものは20万円超えだったしね。
それに、私はテレビよりも見ている時間の長いモニタなので、良いテレビを買う感覚でモニタ選びをしているところがあるのかもしれない。
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