ディレクターズカットとして登場。
より魅力的に
コジマプロダクションが、PS5用に「DEATH STRANDING」を再編した「DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT」を9月24日に発売する、と発表、予約開始となった。
DEATH STRANDINGは、当Blogでも何度か紹介した事があるが、私はPC版をプレイした。
謎のDEATH STRANDINGという自然現象でアメリカ大陸が分断され、あの世とこの世が繋がってしまった事で、今までと違う世界になってしまい、そこで生きる人々に荷物を配達する事で世界を繫ぐサムの物語…と書くと、これだけでは意味が全くわからないのだが、とにかく今までと異なる世界で分断された人々に荷物を届ける事で世界を繋ぎ、アメリカを再編する物語である。
ゲーム、とりわけRPGでは「おつかい」とされるお願い事をクエストとしてクリアしていく側面があり、この「おつかい」の内容が面白いかどうかで、その作品全体の評価が決まるところがあるが、DEATH STRANDINGは、その「おつかい」をストレートにそのまま「おつかい」というクエストにしてゲームを成立させるという、一風変わった作品だが、プレイするとこの「おつかい」が面白いのである。
私は最終的に60時間くらいプレイして、エンディングを迎えたのだが、やりこみ要素もあるので、まだまだ続ける事は可能である。
だが、以前記事にも書いたが、とても残念なところがある。
それは中盤を過ぎ、終盤にさしかかるあたりで、物語が急展開を見せ、一気にシナリオが加速する。加速しすぎて前半の重厚感が全くなく、そのままエンディングへと滑り込む事になる。
実にもったいない話である。
この部分に強い不満が残ったりもしたのだが、「DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT」ではストーリーミッションが追加になっているとの事で、後半薄くなったと感じられた部分が強化される可能性があるようだ。実際には後半にストーリーミッションが追加されるのかどうかは定かではないのだが、ストーリーの流れを考えるに、おそらくは後半ではないかと予想する。
追加される要素
他にも、戦闘システムが進化するようである。
接近戦で出来る事が増えるようで、しかも使用する武器もメーザー銃、固定台の機銃などが追加になるようである。
また、配達そのものにも変化があり、配達サポートが追加される。例として荷物カタパルト、サポートスケルトン(補強装備)、自動追従ロボ、ジャンプ台が追加される。これらは最終的にどのように使うものなのかはまだ不明だが、従来の配達をより便利に、より効率よくする為に使われるものと思われる。
また、新たな遊びとして「FRAGILE CIRCUIT」というレースゲーム風のコンテンツも追加されるようである。
まだ発表があったばかりで、これらの追加要素が具体的にどんなものなのかは良くわからない。だが、明らかに消化不良だった部分を補うものであろう事は間違いないだろう。
PS5版はいいとして…
この追加要素だが…PS4版やPC版には追加されないのだろうか?
追加DLCとしてでも良いので、ぜひ追加して欲しいと思っているのは、多分私だけではないだろう。
追加のストーリーミッションをDLCとしてしまった場合、今までプレイしたデータがどうなるのか等の問題があるので、いろいろ工夫が必要になるのかも知れないが、最初からプレイする事になったとしても、ぜひDLCとして追加して欲しいと私は思っている。
ただ、PS4版をプレイしていた人は、追加課金でPS5版のデジタルデラックスエディションにアップグレードできるようである。
ダウンロード版は特に問題なくアップグレードできるようだが、PS4版がパッケージ版だという人は、PS4版のディスクをドライブに挿入したままにする必要があるので、PS5も通常版の本体が必要になる。
ただ、この場合でもあくまでもアップグレードなので、PS4版に変化が起きるわけではない。
PC版も、何かしらの手段でアップグレード可能にしてくれると良いのだが。
監督、ぜひお願いしますm(_ _)m
なお映像はState of Playに少し流れるので、紹介しておく。
今後に期待しよう。